天城ホースビレッジの乗馬専門ブログ

はじめての方に知ってほしい「乗馬に向いている人」の特徴とは?詳しく解説

はじめての方に知ってほしい「乗馬に向いている人」の特徴とは?詳しく解説

乗馬をこれからはじめようと思っている方の中には、ご自身が乗馬に向いているのかどうか、気になる方も多いかもしれません。実際にやってみるのがもっとも確実ですが、はじめから向いていないのでは、試す意味もないように思えてしまいます。

そこで今回は、乗馬に向いている人の特徴についてご紹介いたします。また、向いていない方に対する乗馬を楽しむためのポイントも存在しますので、ぜひ参考にしてみてください。

乗馬に向いている人の特徴

乗馬に向いている方の特徴としては、以下の3つが挙げられます。

馬の気持ちを考えられる

馬の気持ちを考えられる方は、乗馬に向いています。当たり前のことですが、馬は機械ではなく生き物です。騎乗している際に馬をコントロールすることになりますが、馬にも感情があります。騎乗者と馬で気持ちが一致しなければ、思うように行動することは難しいでしょう。その場合、馬の気持ちに寄り添うことができるかどうかが重要です。馬の気持ちを考えた上で寄り添うことができる方は、乗馬に向いているといえます。

お世話を楽しめる

馬のお世話を面倒に思わず積極的にできる方は、乗馬に向いているだけでなく、乗馬の技術も上達しやすい傾向にあります。馬はただ単に乗るだけのものではありません。お馬のお世話や乗馬で使用する道具は常にお手入れをしておかなければならないのです。

馬のお世話やお手入れに関しては、基本的に乗馬クラブのスタッフなどがおこなうことになるものの、乗馬直後などに関しては騎乗者の方がおこなうことで、馬との絆を深めることにもつながるでしょう。

変化に強く柔軟性がある

変化に強く、柔軟性がある方も、乗馬に向いています。乗馬は屋外でおこなうものですので、その日の天候に左右されます。馬自身にも気分や体調の変化があるため、思うように動いてくれないこともあるでしょう。その際に、単に「今日は言うことをあまり聞いてくれない」で終わってしまうのではなく、スムーズに乗馬するためにはどうしたらいいのかを考えられる柔軟な方であれば、乗馬を楽しむことができるでしょう。

乗馬に向いていない人の特徴

以下に該当する方は、乗馬には向いていないかもしれません。念の為確認しておくといいでしょう。

普段運動をあまりしない人

普段あまり運動をしないという方は、乗馬に向いていないかもしれません。乗馬は馬に乗っておこなうものですので、騎乗者が運動不足であっても関係ないように思えるでしょう。

しかし、乗馬を何年もしている方であっても、乗馬中に息切れを起こすことは少なくありません。乗っているだけの状態でも、実際には筋肉を使用しているので、筋肉痛になることもあります。乗馬中は騎乗者の方もそれなりの運動量なのです。運動不足の方ですと、息切れしやすいだけでなく、酸欠になってしまう可能性も考えられます。

極端に体重が重い人

極端に体重が重い人も、向いていないかもしれません。馬は重いものに強いので、70kgほどは問題ないですし、100kgまでなら大丈夫ということもあります。しかし、それを上回る極端に体重が重い人の場合ですと、馬が重さに耐えられなくなるか、乗馬の動きに制限が生まれてしまう恐れがあるのです。標準の範囲内の体重であれば、基本的には問題ありません。
天城ホースビレッジでは体重の上限をレッスンは80キロ、引き馬は90キロまでとさせていただいております。

焦ってしまいがちな人

普段なにかトラブルなどの際に焦ってしまいがちな人も乗馬に向いていないかもしれません。馬の体調や気分次第では、思うように動いてくれなかったり、暴れてしまったりすることも少なくありません。その際に騎乗者が焦ってしまうと、思わぬ事故などを引き起こしてしまいかねません。乗馬クラブであればスタッフがサポートしてくれますが、それでも焦って制御が難しくなってしまうと危険です。

乗馬を楽しめるようになるためのポイント

乗馬に向いている人もそうでない人も、乗馬を楽しめるようになるためのポイントとしては「馬とのコミュニケーションを大切にする」ということが挙げられます。はじめての場合ですと、ついつい自分のことに意識が向いてしまいがちです。しかし、騎乗者と馬がコミュニケーションをとれていることが重要となります。

馬は言葉を話すことができませんが、耳など体の部位の動きや態度で感情を示してくれます。それらをしっかりと汲み取ってあげられると、乗馬を楽しめるようになるでしょう。とくに乗馬クラブの馬は訓練されているので、話しかけたり首筋を撫でたりするなどでコミュニケーションさえとれたら、合図に従って動いてくれるようになります。

まとめ

乗馬に向いている人の特徴は、大きく分けて3つ存在しています。そのすべてが該当する方なら安心ですが、どれかひとつでも当てはまっていれば、乗馬に向いているといえるでしょう。万が一どれも該当していなかったとしても、実際にやってみたらハマってしまうケースも少なくありません。まずは一度チャレンジしてみるといいでしょう。

伊豆の乗馬クラブである「天城ホースビレッジ」は、日本一敷居の低い乗馬クラブを目指しています。これから乗馬をはじめるという方にオススメです。乗馬に向いていないかもしれないという方も、実際に馬との時間を過ごすことで、ハマってしまうかもしれません。まずはお気軽にお越しください。

楽しいだけじゃない!乗馬をすることによる3つの効果を詳しくご紹介

楽しいだけじゃない!乗馬をすることによる3つの効果を詳しくご紹介

乗馬は自然と馬に触れることができるため、非常に楽しいものです。しかし、それだけではありません。乗馬には、そのほかにもさまざまな効果が存在しています。これから乗馬をはじめようとお考えの方は、どのような効果があるのか気になるでしょう。そこで今回は、乗馬をすることによる3つの効果についてご紹介します。乗馬の効果が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

乗馬で期待できる効果その1:精神面に対する効果

乗馬で期待できる効果として、まずは「精神面に対する効果」が挙げられます。主に期待できるのは、以下のような効果です。

癒やし効果

精神面に対する効果としては、まず「癒やし効果」です。ホースセラピーというものが存在するとおり、馬と接することによって癒やし効果に期待ができます。馬の美しい毛並みや優しい目などに触れているだけで、自然と癒やしを感じられるのです。

また、乗馬中に常歩(なみあし)と呼ばれる歩いた状態になることがありますが、このときに振動がリラックス効果を起こすのです。特別なことをするわけでなく、馬とふれあいながら乗馬を楽しむだけで、癒やされるでしょう。

ストレス発散

ストレス発散も、精神面における大きな効果です。乗馬クラブなど、乗馬を楽しめる場所は、基本的に雄大な自然に囲まれた広い環境となります。その環境に身をおいているだけでも、ストレス発散効果があるでしょう。

また、乗馬中は、風を感じて爽快感を得ることもできます。場合によっては、草原や海辺などを走ることのできる外乗では、さらなる開放感に包まれることでしょう。乗馬中は緊張することもありますが、基本的には爽快でストレス発散につながります。一度乗馬をしてみれば、すぐに実感できることです。

乗馬で期待できる効果その2:身体面に対する効果

2つ目の効果は、「身体面に対する効果」です。乗馬を真剣に楽しんでいるだけで、特別なことをしなくても、身体面に効果が現れるでしょう。代表的な効果は、以下となります。

ダイエットにつながる

ひとつ目の身体面に対する効果としては、「ダイエットにつながる」ということが挙げられます。乗馬はただ座っているだけなので、騎手の運動量は少ないように思えるでしょう。しかし、実際には全身を使った有酸素運動なのです。ジョギングと同様に、脂肪燃焼効果に期待ができます。ダイエットをしたいという方にオススメです。

体幹が鍛えられる

体幹が鍛えられるというのも、効果のひとつです。乗馬では、常にバランスを保っていなければなりません。そのことが、自然と体幹を鍛えることになるのです。はじめのうちは不安定な状態が続くかもしれません。しかし、体幹が鍛えられていくにつれて、安定してバランスを保っていられるようになるでしょう。体幹が鍛えられることで、日常生活にもプラスに働くというのが大きなメリットとなります。

肩こりや腰痛などが解消される

肩こりや腰痛などの解消効果にも期待ができます。乗馬をしている最中は、常に正しい姿勢を保っていなければなりません。慣れていくにつれて、自然と正しい姿勢をキープできるようになるでしょう。すると、姿勢が悪かったことによって発生していた腰痛や肩こりが解消されます。同時にそれは、予防にもつながることです。美しい姿勢を手に入れるだけでなく、痛みやコリを感じなくなります。

乗馬で期待できる効果その3:コミュニケーション能力の向上

乗馬によって、コミュニケーション能力の向上にも期待ができます。基本的に馬とのコミュニケーションが欠かせません。馬にも体調や機嫌の変化があるため、常に確認しながらそれでも上手に導いていかなければなりません。それが次第に、信頼関係を築いていくことになるのです。言葉ではなく、接し方などでのコミュニケーション能力が向上するでしょう。

馬だけでなく、人間同士でのコミュニケーションに関しても向上する効果に期待ができます。乗馬クラブでは、少なくともスタッフと会話することになります。レッスンがマンツーマンでない場合には、乗馬を楽しむ者同士での交流がうまれることも多いです。何気ないやり取りから乗馬という共通の趣味を通じて、次第に関係が深まっていくこともあるでしょう。その結果、コミュニケーション能力が向上するのです。ホースセラピーにおいても、乗馬を通じたコミュニケーション能力の向上をひとつの効果として挙げています。

まとめ

乗馬をすることによって、精神面や身体面など、さまざまな部分に対して効果が期待できます。もちろん効果には個人差があるものの、少なからず乗馬を続けることで実感することができるでしょう。どれも素晴らしい効果ばかりですので、乗馬をして実感してみることをオススメします。

伊豆にある乗馬クラブである「天城ホースビレッジ」は、初心者の方にでも乗馬を楽しんでもらえるよう、日本一敷居の低い乗馬クラブを目指しています。レッスンはマンツーマンでおこないますので、気軽に乗馬をはじめていただけるでしょう。スタッフがしっかりとサポートしますので、ぜひお越しください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬で使用する鞍の種類や失敗しない選び方のポイントとは?詳しくご紹介

乗馬で使用する鞍の種類や失敗しない選び方のポイントとは?詳しくご紹介

乗馬ではさまざまな道具を使用することになりますが、その中でもとくに欠かすことができないのが「鞍」です。そもそもなんのために必要なのかなど、存在自体は知っていても詳しくは知らないという方は多いでしょう。そこで今回は、乗馬で使用する鞍の種類や失敗しない選び方のポイントについてご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。

乗馬における「鞍」とは

乗馬で使用する鞍は、馬の背中部分に取り付けて使う道具です。乗馬の際に、そのまま馬に乗ることは可能ですが、安定性に欠けてしまいます。鞍を取り付けることによって、安定した状態で馬に乗ることが可能となるのです。バイクでいうところの「座席」に該当する部分といえるでしょう。

鞍だけでなく、基本的には「鐙(あぶみ)」と呼ばれる道具とセットで使われます。鐙は鞍に乗った際に、足を固定するための道具です。足をそのまま自由にしていると、不安定になる原因となるでしょう。鐙に足を乗せておくだけで、さらに安定します。バランスを保つためにも必要ですし、馬に乗る際の足がかりとしても使われています。鞍も鐙も安定して馬に乗るための道具です。

そのほかにも、馬に乗った回数を表すときの単位としても使われています。たとえば乗馬を50回したことがあった場合に、50回とはいいません。50鞍というのです。これを「鞍数」といいます。乗馬をしている人に対してどのくらい乗っているか尋ねる際には、「いま何鞍くらいですか?」のようにいうのが一般的です。鞍数は回数のカウントですので、時間は関係ありません。(通常乗馬クラブでは1鞍は45分です)1回の乗馬時間がどれだけ長くても、1鞍というカウントになります。

乗馬で使用する鞍の種類

乗馬で使用される鞍は、いくつかの種類が存在しています。代表的なものとしては、以下の3種類が挙げられます。

オールパーパスサドル

まず1つ目は、「オールパーパスサドル」です。総合鞍とも呼ばれているタイプです。乗り心地が快適で、さまざまな乗馬シーンにぴったりですので、幅広く活用することが可能な鞍です。パネル部分が大型設計されていることにより、初心者の方だけでなく、競技ライダーに関してもオススメできるというのが最大の特徴といえるでしょう。オーソドックスな鞍です。
障害用(ジャンプ競技用)やエンデュランス用のサドルもあります。

ドレッサージュサドル

2つ目の鞍は「ドレッサーパスサドル」です。馬場馬術用の馬場鞍とも呼ばれています。オールパーパスサドルと比較すると、アオリの部分が長く設計されています。それによって、馬とのフィット感やコンタクトを感じやすいというのが特徴です。馬場馬術という競技においては、騎手の方は座った状態で騎乗することが多いため、アオリが長くなっています。

ビギナーズサドル

その名のとおり、初心者の方のための鞍が「ビギナーズサドル」です。はじめての乗馬の場合にはやはり不安定さを感じてしまうでしょう。それでも安定して騎乗することができるように、ハンドルやニーグリップなどが備わっているというのが特徴です。いきなりオールパーパスサドルでも問題はありませんが、不安が強い方には、ビギナーズサドルがオススメです。

乗馬で使用する鞍の選び方のポイント

乗馬で使用する鞍を選ぶ際のポイントとしては、「目的は何か」というのが挙げられます。鞍の種類は目的ごとに存在しているので、目的にあっていない鞍を選択してしまうと、パフォーマンスに少なからず影響してしまう可能性が考えられるでしょう。

鞍の種類以外にもサイズ(インチ)も体に合ったものを選ぶ必要があります。
たとえば、オールパーパスサドルは、さまざまな用途に対して問題なく使用できます。しかし、馬場馬術が目的であった場合、ドレッサージュサドルよりもパフォーマンスが劣ってしまう恐れがあるのです。目的に合った鞍を選択するようにより、そうした問題もなくなります。ただし、初心者の方ではその判断が難しいでしょう。購入時には、スタッフなどに確認をしながらベストな選択をすることをオススメします。

また、実際に使用してみることも大切です。どこでもできることではありませんが、鞍の試乗サービスを実施しているお店も存在します。そのお店であれば、購入前に試乗が可能ですので、実際に乗馬で使用してみた上で決断することが可能です。

早く乗馬をしたい気持ちがあるかもしれませんが、鞍に関しては納得できるものが見つかるまでは、じっくり丁寧に探すことをオススメします。試乗に関しても、複数回試した上で問題ないかチェックするといいでしょう。

まとめ

鞍は、乗馬をする上で欠かすことのできない道具です。いくつかの種類が存在していますので、目的に合った種類の鞍を選択することになります。万が一目的があっていない鞍を使用した場合には、乗馬ができなくなるということはありません。ただし、パフォーマンスに影響してしまいますので、目的に合った鞍を選択するようにしましょう。

一式40万〜70万と高額な買い物になりますので、専門の知識を持ったアドバイザーの意見を参考にして選んでください。

「天城ホースビレッジ」は、静岡県にある乗馬クラブです。日本一敷居の低い乗馬クラブを目標としているため、一見敷居が高いように感じてしまいがちな乗馬を気軽に楽しむことが可能となります。初心者の方も大歓迎です。鞍に関するアドバイスも可能ですので、まずはお問い合わせください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬ライセンスって何?難易度や試験内容などの基本情報を解説

乗馬ライセンスって何?難易度や試験内容などの基本情報を解説

乗馬クラブに所属している方なら、一度は「乗馬ライセンス」という言葉を聞いたことがあるでしょう。ライセンスとは乗馬技術を測りたい、競技会への出場資格を得たいという方が挑戦する資格のことを指します。乗馬に関する資格には、いくつか種類があります。

本記事では、初心者からでも挑戦できる「乗馬ライセンス」について、その難易度や試験の内容を詳しく解説していきます。受験を検討されている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

2022年より全国乗馬倶楽部振興協会の乗馬技能認定は実施や各級の認定レベルの見直しが行われましたので詳しくは振興協会のHPを確認してください。

乗馬における「ライセンス」って?

取得できるライセンスや資格には、主に2つの種類あります。ひとつは乗馬の技術を見る「乗馬技能認定」です。通称「乗馬ライセンス」と呼ばれており、乗馬の振興を目的としています。もうひとつは日本馬術連盟の認定する「騎乗者資格」です。騎乗者資格は競技会へのエントリーの際に必須とされている資格です。

乗馬クラブなどでよく耳にするライセンスとは、「乗馬ライセンス」のことを指しています。以下では、乗馬ライセンスの基本情報を詳しく解説していきます。

乗馬ライセンスとは

乗馬ライセンスとは、現時点での乗馬の技能を測り、その先の目標を見つけるためにつくられた民間の資格です。5級から1級まであり、2級以降に合格すると、級ごとに顔写真付きの認定書カードが発行されます。試験は実技と筆記で構成されており、乗馬クラブなどが会場となります。3~5級は民間の「全国乗馬倶楽部振興会」が認定をおこなっています。

乗馬における基礎能力を身につけているかを見るため、趣味として乗馬を楽しんでいる方でも気軽に挑戦が可能です。一方、2級以降は民間の資格から「日本馬術連盟」の資格へと移行します。より専門的な内容を問われるようになり、試験内容も競技別にわかれていきます。「本格的に乗馬の世界にのめり込みたい」という方は、ぜひ2級以降に挑戦してみてください。

級ごとの試験内容

以下では、乗馬ライセンスの級ごとに具体的な試験内容や難易度を詳しく解説していきます。

5級

合格率が90%以上とかなり高く、乗馬クラブの会員にならなくても取得が可能です。もっとも速度の遅い歩法である「常歩(なみあし)」と馬の走る速度に合わせて体を動かす「軽速歩(けいはやあし)」の技能をメインに、実技試験をおこないます。筆記試験では、馬体の名称や手入れの方法などについて問われます。3日程度で資格を取得できる短期コースなどを用意している馬術クラブもあります。

4級

4級までは、比較的簡単に取得が可能だといわれています。実技試験では3拍子で歩く「駈歩(かけあし)」の技能を見られます。速歩よりも難易度が高めであるため、試験に向けた練習が不可欠です。筆記試験では、馬の経路や馬具の名称、号令の仕方などについて問われます。比較的簡単だといわれていますが、3級への挑戦も見越して、厳しめに評価する乗馬クラブもあるようです。

3級

3級は通常の「3級」と「障害3級」の2種類にわけられています。通常の3級では横木の通過や、輪乗り・八の字乗りといった「図形運動」の技能を見られます。一方、障害3級では、設置された障害を飛び越す「障害飛越」の技能がメインです。どちらも4級までと比較すると、かなり難易度が上がっています。筆記試験では4級までの内容に加えて、蹄の名称や運動の図形について問われます。

2級

2級は「馬場2級」と「障害2級」の2種類にわけられています。2級はかなり難易度が上がり、馬術の領域に入っていきます。馬場2級では「日本馬術連盟第2課目」という規定に沿って演技をおこなわなければなりません。

また、障害2級では、高さ110㎝の障害やダブル障害といった難易度の高い障害が設置されます。2級は取得すると、B級ライセンスへの移行ができ、競技会へ出場する資格を手に入れることができます。

1級

1級は2級と同様に、「馬場1級」「障害1級」の2種類にわけられています。馬場1級は規定される演技の難易度が上がり、障害1級では110㎝以上の障害物が7割を占めるようになります。馬術を極めたいという方がチャレンジすることを想定した難易度のライセンスです。2級を取得したら日本馬術連盟のライセンスに移行し、1級は受けないという方もいらっしゃるようです。

まとめ

ライセンスを取得することで、経験者向けのホーストレッキングに申し込めたり、自分の騎乗レベルを証明できたりといったメリットがあります。「公式大会への出場資格がほしい」という方はもちろん、「乗馬をもっと楽しみたい」という方も、ぜひライセンスの取得に挑戦してみましょう。また、ライセンスはれっきとした資格であるため、就活の際に履歴書に記入することができます。他者との差別化や会話の糸口として利用することもできるでしょう。
当クラブでは5級と4級の認定試験を実施しています。

「天城ホースビレッジ」では、乗馬ライセンスの認定証を発行しております。協会認定のインストラクターにより指導・採点をおこないます。ライセンスの取得をご希望の方は、希望日の5日前までにお申し込みください。ライセンスをはじめ、乗馬に関することはお気軽にご相談くださいませ。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬初心者必見!ムチの役割と注意点について分かりやすく解説

乗馬初心者必見!ムチの役割と注意点について分かりやすく解説

乗馬をおこなう上で、馬に指示を伝えるために利用するのが、ムチです。初心者の方にとっては、手綱を持ちながらムチを動かすのが難しいと感じている方や、ムチを入れるのはかわいそうと感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、ムチの役割や使い方、さらに初心者向けのムチの選び方についてご紹介します。

ムチの役割について

ここでは、ムチの役割についてご紹介します。

ムチの役割とは?

ムチは、馬の闘争心を引き出すために使用すると考えている人が多いのですが、馬は痛みによって速く走ることができるわけではありません。ムチの役割には、ラストスパートの合図を送る役割と、馬をしっかりとコントロールするという役割があります。とくに競走馬は、ムチが入ることでより速く走ることを訓練によって教え込まれているので、ゴール直前のラストスパートの合図としてムチが使用されます。

また、馬は疲れているときや、全力で走っているときには、まっすぐに走ることができません。そのほかの馬や障害物との衝突を避けるために、ムチを使用して馬の進行方向をコントロールするという役割があります。
そのほかにも、脚扶助だけでは馬が反応してくれないというときに、騎乗者の指示に集中することを促すため、肩やお尻を叩いて刺激するという役割もあります。

競馬では、使用制限がある?

>ムチを使用することは、馬に痛みを与えることが目的ではないとはいえ、古くからのその賛否が問われてきました。とくに動物愛護に力を入れているイギリスでは、ムチを使用する回数や使用法について厳しく定められています。競馬の国際協約では、馬の脇腹への使用を禁止することや、馬がケガをしてしまうほどの使用を禁止することが定められています。日本の競馬では、ムチの回数制限が1レースまでで10回までとされています。

ムチの種類と選び方

ここでは、ムチの種類と選び方をご紹介します。

ムチの種類

ムチの種類には、短鞭・長鞭・追い鞭という3種類があります。短鞭は、その名の通り一番短く、50cmから70cmとなっています。初心者が使いやすいムチであることから、比較的手に入れやすい価格帯のものが多い傾向にあります。長鞭とは、長さが1mくらいある細くて長いムチです。短鞭でムチの使い方が慣れてから、長鞭の使い方を練習するのがオススメです。

追い鞭とは、長鞭よりもさらに長い160cm以上もあるムチです。馬に乗っている騎乗者が使用するためではなく、馬を運動させたり調教させたりするときに、補佐として使用します。

ムチの選び方

初心者の方は、馬の肩に添えられるくらいの短鞭からはじめるのがオススメです。臆病な馬や癖のある馬の場合には、ムチが視界に入っただけでも馬が気にしてしまう場合もあるため、短めからスタートするのがよいでしょう。

また、初心者の方は、しなりのよさではなく、持ちやすさを考慮して選ぶのがオススメです。手に馴染みやすいもの、しっくりとくるものを選んでみましょう。慣れないうちには、ムチを落としてしまうことも多いため、リストループがついているものを選ぶのがオススメです。

乗馬に慣れてきたベテランの方は、握り心地や、バランス、長さ、しなり具合などを、馬に合わせて選ぶようにしましょう。

ムチの使い方と注意点

ここでは、ムチの使用方法と注意点をご紹介します。

ムチの使い方

短鞭の場合には、手首のスナップをきかせて、肩にあてます。短鞭は、鳴っている音に馬が反応するともいわれています。そのため、極度に反応してしまう馬でない限りは、「バチン」という音が鳴る程度に、ムチの向きと振る角度を調節してみましょう。

長鞭は、ムチの先を馬のお尻に向け、手首のスナップをきかせて馬の筋肉を刺激します。あまりに力を入れすぎると痛みを与えてしまうため、力加減に注意が必要です。後方の確認しづらい場所を刺激するため、ムチが馬のお尻に当たりっぱなしにならないよう気をつけましょう。

注意点

ムチへの反応は、馬によってさまざまです。あまり反応しない馬も、ムチを見るだけで驚くような馬も存在します。そのため、ムチへの反応を見ながら、まずは優しく使用することが大切です。初心者の方は、指導者にその馬の性格やムチの打ち方を指導してもらいましょう。また、中途半端にムチを打ってしまうと、馬が混乱して指示を聞けなくなってしまいます。指示がきちんと伝わるような状況でムチを使用するようにしましょう。

まとめ

今回は、乗馬におけるムチの役割や使い方について詳しくご紹介しました。初心者の方にとっては、バランスをとったり、馬に指示を出したりすることでいっぱいいっぱいという人も多いかもしれませんが、ムチを効果的に使用することで、より馬の動きがよくなります。馬に不快感や痛みを与えることがないよう、しっかりと使い方を学ぶようにしましょう。

静岡県賀茂郡にあります「天城ホースビレッジ」では、どなたでも気軽に乗馬をお楽しみいただけるよう、マンツーマンのレッスンをおこなっています。馬の感情を人間の感情に置き換え、よりコミュニケーションがうまくいくように、しっかりとサポートさせていただきます。敷居の低い金額に設定した会員制システムも、好評をいただいています。まずは、お気軽にご相談ください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

当クラブでは、ムチの握り方、持ち替え方、使い方について1から丁寧に指導いたします。
どのような場面で、どのような意図をもって、どのような使い方をするかによって、馬との意思疎通がスムーズになります。いわば「アメとムチ」が使えなければ、ただの虐待になってしまいます。

基本的な考え方としては、ムチは「怒る道具」なので怒りたい時に使います。理不尽なく反応を要求しているのに馬が反応しないとき、又は不十分なときムチで怒ります。大切なのは何のために怒るのかということですが当クラブでは、褒めるために怒る。褒めれる状態になるまでしっかりと怒るべきと指導しています。

乗馬クラブのビジターとは?入会しなくても手軽に馬と触れ合えるシステムを解説

乗馬クラブのビジターとは?入会しなくても手軽に馬と触れ合えるシステムを解説

趣味で乗馬クラブに通う人が増えています。乗馬は馬との一体感や爽快感を得られるだけでなく、非日常を味わえるため、ストレス発散の効果も期待できます。しかし乗馬クラブは敷居が高く、なかなか足が向かないという人もいるでしょう。

費用面を気にするのであれば、ビジターとしての利用がオススメです。ビジターは、会員にならなくても乗馬クラブを利用できるのです。本記事では、乗馬クラブのビジターの特徴について詳しく解説します。

乗馬クラブのビジターとは

乗馬クラブの多くには、会員制とビジター制というものがあります。会員制は入会金・年会費または月会費と、レッスンを受けるのに毎回騎乗料を支払うのに対し、ビジターは会員にならなくても、騎乗料のみを支払えば乗馬クラブの利用が可能です。乗馬クラブの会員になるためには初期費用が高額になりがちで、ランニングコストも安くはありません。

ビジターは「乗馬をやってみたいけど、いきなり会員になるのは躊躇してしまう」という初心者にとって、乗馬クラブの敷居を下げて、気軽にレッスンを受けられるシステムです。1回のレッスンは30分~45分程度で、騎乗料をその都度支払えば、いつでも利用できます。乗馬クラブによって、騎乗料にレッスン料や乗馬保険が組み込まれている場合もあれば、すべて別に設定されていることもあります。

乗馬クラブでビジターを利用するメリット

会員ではなくビジターとして乗馬クラブを利用すると、つぎのようなメリットがあります。

自分に合った乗馬クラブを探せる

>乗馬クラブは初期費用が高額になることが多く、手軽な習い事とはいえないでしょう。また、数ある乗馬クラブごとで指導方針や馬場の広さ、クラブの雰囲気も異なります。何もわからない状態で入会するのは不安なうえ、自分に合わないと感じたら通うのもおっくうになりかねません。

そのようなときは、ビジターを利用するとよいでしょう。クラブの雰囲気や指導の仕方がわかり、何度か通えば、そのクラブのよさや不満点が見えてくるはずです。

馬と気軽に触れ合える

>ビジターでも、乗馬クラブに行けば、しっかりとレッスンを受けられます。会員のように毎週レッスンを受けるなどと頻繁に通うことはないため、身につく知識や技術は多くありません。しかし、気が向いたときにいつでもクラブに足を運んで、気軽に馬と触れ合いたいという人にはオススメです。

乗馬クラブでビジターを利用するデメリット

会員のようにさまざまな費用が必要ないビジターは、一見お得のように思われがちですが、ビジターの利用方法によっては、会員よりも損をしてしまう場合があります。以下の点に注意しましょう。

本格的に乗馬を習いたい人には不向き

>入会金や月会費を払う必要のないビジターは、自分の気が向いたときにいつでも乗馬レッスンを受けられます。その反面、毎週や毎月で熱心に通う会員と比べると、学習できる量が少ないのも事実です。月に一回や数か月に一回といったレッスンでは、なかなか上達は見込めません。

初期費用やランニングコストが不要という理由だけでビジターを利用すると、初心者では知識や技術があまり身につかないという難点もあります。

一回の騎乗料が会員よりも高額

>会員でも馬に乗るときは毎回騎乗料を支払うものの、それと比べるとビジターの騎乗料は高額に設定されています。したがって毎週ビジターで騎乗したり、月に数回通ったりすると、会員で利用するよりも高額になってしまうのです。そのため、何回も熱心に通うのであればビジターではなく、会員として乗馬クラブに入会するのが望ましいでしょう。

天城ホースビレッジでは月に4レッスン以上の利用から会員の方がお得になります。
自分で支度をして、自分で片付けが出来るようになると立派な「趣味乗馬」と言えますね。
あくまでもビジターは、入会前に数回通ったり、ときどき馬と触れ合うために足を運んだりという利用方法が向いています。

乗馬クラブでビジターを利用する際の上手な使い方

ビジターは会員と比較すると、低料金で馬と触れ合える魅力的なシステムです。しかし、低料金だからといってビジター制度を会員のように頻繁に利用することは、得策とはいえないでしょう。前述したように、ビジターでひと月に何度もレッスンを受けていては、結果的に会員よりも費用がかかってしまうからです。

そして、乗馬クラブによっては、ビジターの指導や馬の使用に制限を設けているところもあります。ビジターは、たまに馬と触れ合いたいというときや、旅行先で乗馬をしたいというときなどに適しています。また、気になる乗馬クラブが複数あるときに、ビジターレッスンで数軒回って体験してみるという使い方もできるでしょう。本格的に乗馬を学んで知識や技術を深めたいという人は、会員として利用することをオススメします。
天城ホースビレッジでは騎乗履歴証明書(レッスンログ)をビジター様にお渡しいています。継続の割引特典や久しぶりでも過去の記録を確認できます。10レッスン以上の騎乗で5級ライセンスの受験資格も発生します。

乗馬クラブではビジターも傷害保険に入る必要がある

馬は非常に臆病で敏感な動物です。普段温厚でも、突然驚いて予期せぬ行動をとることがあり、落馬やけがなどの事故につながる恐れがあります。馬の高さから落ちたり強い脚力で蹴られたりすると、場合によっては軽傷だけでは済みません。

天城ホースビレッジでは1日200円の傷害保険をよういしています。(死亡・後遺障害500万・入院日額3000円・通院日額2000円)乗馬クラブの多くでは騎乗料にあらかじめ保険料が加算されているか、別途料金が必要です。万が一の事故に備え、けがをしたあとの治療費などを保証してくれるものです。保険料は騎乗するごとに必要であるものの、200円前後と少額なため、加入しておくと安心でしょう。補償内容や保険金額などは、加入前に乗馬クラブに確認してください。

まとめ

ビジターは乗馬経験のない初心者にとっては、気軽にはじめられる入り口となり、経験者が久しぶりに乗馬をしたいというときにも利用できる便利なシステムです。一度きりの簡単な乗馬体験とは違い、その人のレベルに合わせた指導がおこなわれます。

ただし、乗馬クラブによっては経験者のみのビジターしか受け付けていないところもあるため、ホームページや問い合わせなどで確認をするとよいでしょう。ビジターで乗馬を経験して、新しい趣味のきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。

静岡県賀茂郡にある「天城ホースビレッジ」は“日本一敷居の低い乗馬クラブ”をモットーにしています。
ビジター料金だけで初心者からベテランライダーまで、マンツーマンでじっくりと指導をいたします。もちろん会員制度も敷居の低い料金設定でご用意しておりますので、本腰を入れて乗馬を学びたいというお客様にもぴったりです。会員限定イベントとして、定期的に開催している今井浜海岸での砂丘←砂浜外乗は、とても気持ちがよく人気のイベントです。

馬とのコミュニケーションを大事にし、馬の感情や気持ちが理解できるコツをわかりやすく指導しております。
馬の気配を感じながら素泊まりできる簡易宿泊施設では、天然温泉「千嶺の湯」(日帰り入浴も可)を貸し切りでご利用いただけます。

土、日、祝日のランチタイムはカフェも営業しておりますので、馬たちを眺めながら挽き立てのコーヒーを楽しんでみませんか。まずはお気軽にお問い合わせください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

馬とのふれあいが思いやりを育む!乗馬スクールに通うメリット・デメリットを紹介

馬とのふれあいが思いやりを育む!乗馬スクールに通うメリット・メリットを紹介

日本で乗馬を習い事としてするのは珍しいのですが、欧米では礼儀作法をはじめ、社会ルールや身体能力を育てるのに、定番の習い事です。子どもの頃から乗馬スクールに通うことで、多くの学びを経験でき、たくさんのメリットを得ることができます。

そこで今回の記事では、子どもの習い事に乗馬スクールに通うメリットやデメリットを詳しく紹介しましょう。子どもを乗馬に通わせたいと考えている方は、ぜひとも参考にしてみてください。

乗馬スクールに通うメリット

子どもだけに限りませんが、乗馬スクールに通うと、乗馬スキル以外にも多くのメリットが得られるのです。ここでは、子どもが乗馬スクールに通うことで得られるメリットを見ていきましょう。

体幹が鍛えられ姿勢がよくなる

乗馬は運動神経よりも、「バランス感覚」や「リズム感」が大切になってきます。不安定な状態で馬の背に乗っているため、体幹やインナーマッスルを効果的に鍛えられるのです。そのため、猫背や姿勢が悪くても、背中が丸くならずに姿勢がよくなるメリットがあります。

馬とのふれあいで思いやりを育てることができる

乗馬では、言葉を話せない馬の動きを察知して、馬の繊細な表情やしぐさを読み取ります。馬が何を求めているのか、パッと判断して操作するのか、試行錯誤をしていく奥深いスポーツでもあるでしょう。的確な反応や指示をすることで、コミュニケーションはかります。このように、馬とのふれあいを通じて信頼関係が構築され、思いやりと育てることができるのです。

リフレッシュできて心が癒される

ホースセラピーという言葉があるほど、馬には人を癒す力が備わっています。やさしげな馬の瞳を見つめているだけでも、心が癒されるのです。学校や人間関係などで疲れてしまった心は、大人であっても子どもでも関係なく癒されたくなります。自然の中を馬のやさしさと一緒に駆けることは、リフレッシュすることができ、心が癒されるのです。

自分のペースでステップアップができる

多くの人とチームを組んでするスポーツではなく、誰かとペアを組むわけでもないのが、乗馬のようなスポーツです。屋外で一人でも楽しめるスポーツですが、「人」とペアではなく、「馬」がパートナーとなります。そのため、周りのペースに巻き込まれる心配はありません。自分のペースでゆっくり成長することができるので、無理なく続けられるでしょう。

乗馬スキルだけでなく社会性も身につけられる

インストラクターとのあいさつはもちろん、敬語などでやり取りするため、社会性が自然と身につけられます。また、スクールでは馬に乗るだけでなく、厩舎の掃除をする、馬のお世話をすることを通じて、自立心や自信がアップするのです。自分よりも大きな動物のお世話を率先しておこない、ブラッシングなどを上手にできるようになれると、できることをひとつずつ増やしていけるでしょう。

乗馬スクールのデメリット

多くのメリットがありますが、人によってはデメリットを感じる方もいるかもしれません。ここでは、乗馬スクールのデメリットを紹介します。

ケガのリスクがある

乗馬もほかのスポーツ同様に、ケガのリスクは常にあります。乗馬だから危険だというわけではなく、きちんと注意して、リスクを軽減するよう工夫をすればよいのです。もしかしたら乗馬中に、大きな物音に対して馬が暴れてしまうことで、落馬するかもしれません。だからこそ安全に楽しむためにも、ヘルメットの防具などを必ず身につけましょう。天城ホースビレッジでは成長の早いお子様のために、ジュニアサイズの装具も一式ご用意があります。(キュロット・ブーツ・ヘルメット・ボディープロテクター)

近くに通える場所が少ない

乗馬スクールはまとまった土地が必要のため、どちらかといえば都市部よりも郊外に多くあります。もし都市部の方が郊外まで通うことになると、距離を感じることになるでしょう。また、ピアノや英会話などと同じように、通える範囲に習える場所がなければ、諦めるしかありません。しかし、意外にも利便性の高いところに乗馬スクールがあるかもしれないので、まずは探してみましょう。

費用が高い

ほかの習い事よりもコストがかかるのが乗馬のため、費用が少し高いかもしれません。コースや月に通う回数によっては、費用が高くなる可能性もあるでしょう。しかし、馬と直接ふれあえる、ほかでは得られないメリットや経験を積むことができるのです。馬の飼育費が別にかかるわけではないため、トータルで見れば、実際のところはそれほど高くはないでしょう。

まとめ

今回の記事では、子どもの習い事として乗馬スクールに通うメリットとデメリットについて紹介しました。乗馬は相手への思いやりを育み、そして社会性を身につけさせてくれる、素敵なスポーツといえるでしょう。子どもが興味のある方は、まずは乗馬の体験レッスンを受けてみましょう。

「天城ホースビレッジ」は、日本で一番ハードルの低い乗馬クラブを目指しております。初心者の方でも安心して学べるよう、本物の乗馬を1対1のレッスンを提供いたします。大自然に囲まれた素敵なロケーションで、乗馬スキルを磨くことが可能です。乗馬をしてみたい、乗馬に興味がある方は、ぜひお気軽にご相談してください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬には運動神経が必要?上達のコツやトレーニングを解説!

乗馬には運動神経が必要?上達のコツやトレーニングを解説!

この文書はレッスンのクオリティーに係る重要なものになりますので詳しく細くさせて頂きます。

乗馬をはじめると、いろいろと覚えることがあることにビックリする方も多いでしょう。とくに初心者の方は、まわりが次のレッスンを受けたりするのを見ると、焦ってしまうかもしれません。しかし、「私の運動神経が悪いから、乗馬がうまくならないんだ・・・」と考え、乗馬をやめてしまうことは早合点であり、とてももったいないことです。

だれでも壁にぶつかって落ち込むことはあります。こちらの記事では、上達のコツや自宅でできるトレーニング法などを紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いください。
壁にぶつかって落ち込んだ時ほど、マンツーマンレッスンで基本の姿勢や正しいバランスをじっくりと見直してほしいです。

「運動神経が悪い」は関係ない

多くのスポーツには、運動神経が必要になってきます。そのため「乗馬もスポーツだから、運動神経が悪いとダメなんだ」と思われる方も少なからずいらっしゃいますが、結論からいいますと、そんなことはありません。もちろん運動神経がいいと、上達が早いこともあります。

当クラブでは、初心者に対して乗馬の初歩的レベルは(軽速歩程度)初めての人が自転車に乗る練習をするのと同等の難易度と説明しています。
ですが乗馬の上達が早い人は、運動神経がいいわけではなく、むしろ乗馬以外のスポーツはまったくできない方もいらっしゃいます。では、乗馬の上達にはどんなコツがあるのか?以下の2つが挙げられますので、それぞれ解説します。

乗馬の姿勢が大切

乗馬において上達に必要なことのひとつに「姿勢」があります。馬に乗って上にスッと伸ばした姿勢は、乗馬において基本ですが、初心者には姿勢を保つだけでも大変なことです。馬は人間の動きにとても敏感で、とくに前かがみや後ろに反るような姿勢は、馬にとっても走りにくく、歩みを止めてしまいます。
姿勢のポイントは自然体、極端な姿勢ではなく中間的な姿勢を意識しましょう。

これを改善するにはまっすぐ前を見つめ、思いっきり力を抜いてみましょう。あわせて深呼吸をするのも大切なポイントです。まっすぐ前を見つめることで、馬の後頭部あたりに集中していた視線が上がるので、自然と姿勢がよくなります。さらに思いっきり力を抜くことで、重心の安定を感じられます。深呼吸をすることで肩の力も抜けていくので、ひとつずつ順番におこなっていきましょう。

力を抜いて、目線を進行方向に向けるのはとても重要ですが、姿勢では無くバランスをとるためのコツになります。目線を進行方向に向けるのは進んでいる馬に後れを取らずついて行くためのコツ。力を抜くのは自分の状態と馬の状態を感じ取るためのコツです。力を抜くということは難しいことですが、当クラブでは馬の一歩一歩の動きの中で入力と脱力を交互に繰り返し一瞬でだけで良いので完全に脱力してもらうようにレッスンしています。脱力した瞬間にバランスのずれを感じてもらい、入力する瞬間にずれを修正することを練習します。

必要以上の恐怖心は捨てよう

馬は、その体格からは想像もできないほどとても臆病な生き物で、小さな音や視界に入ったものにとてもビックリしてしまいます。また、人間が恐怖心を抱いていると、馬にもそれが伝わります。緊張や恐怖をもって当たり前ですが、馬も同じように緊張や恐怖を感じているのです。それでは自分の背中に乗っている人を信用できず走ることなんて、できませんよね?

馬がナーバスな状態に陥っている状態は、強いストレスを感じている状態です。強引にコントロールされると馬は理不尽を感じて抵抗・反発をします。ストレスの無い放牧中は、音やうごっく物に対しても寛容な反応を見せますが、ストレスを感じているときは爆発のきっかけを常に探していますので小さなきっかけでも大きな反発をする場合があります。

経験の浅い指導員は自分の無理なレッスンのせいで馬がストレスを感じて、それがきっかけで馬が暴れても、物音のせいにする場合があります。騎乗者が人馬一体の心地よい騎乗を心がければ、馬の抵抗や府従順は自然と解消していきます。
だからといって、人が緊張や恐怖心を忘れればいいわけではなく、むしろ慣れた頃に事故は起きるもの。不用意な行為は馬を驚かせ、かみついたり蹴られたりして大けがを負うことも十分あります。恐怖心を適度にもつことは乗馬をする上で必要な感情であり、馬と親しみをもつのに大切な要素です。人間の行動ひとつで馬を不安にさせてしまう、ということを忘れないでおきましょう。

上達するために普段からできることは2つある

乗馬の上達に必要なのは、姿勢や恐怖心だけではなく、常日頃のトレーニングも必要になってきます。とくに乗馬で必要なのは2つで、どちらも自宅で簡単にできることです。どちらも運動神経に関係はなく、だれでもできることなので、毎日数分間を目安にやってみましょう。

体を柔らかくする

ひとつめに、体の柔軟性が挙げられます。なぜ体を柔らかくすることが上達につながるのかというと、体の力を抜いて馬の動きと合わせるために必要になります。子どもの方が大人よりも上達が早いといわれているのも、体が圧倒的に柔らかいからです。とくに股関節は乗馬において重要なので、毎日数分のストレッチをするといいでしょう。当クラブで推奨している股関節ストレッチはお姉さん座りです特に男性は苦手なのでお尻が床につくくらいを目標に頑張って下さい。女性の方も左右差が大きい方は左右均等になるようにお姉さん座りを出来るようになりましょう。

バランス感覚を鍛える

2つめに挙げられるのはバランス感覚で、こちらも乗馬をする上で大切なものです。初心者は足に力をいれてバランスをとろうとしますが、坐骨(おしりの下にある骨)でバランスをとるようにしましょう。坐骨でバランスをとれるようになればキレイな姿勢になり、馬の動きにもついていくことが容易になります。

座骨の頂点で座るのが正しい座り方と思っている方が多いのですが、正しくは太ももからお尻にかけて点ではなく、面で座ることが正しい騎座になります。内またで太ももを鞍に埋めるように座ります。鞍と膝上お尻にかけてのシートへの接点全体を騎座と言います。(点より面の方が安定感を得られます。)バランスボールも騎座全体で座ります。この時の重心は座骨の頂点ではなく、太ももの中心部になります。座骨の頂点で座りバランスを取ろうとすると足が前方に投げ出され後傾してしまうので正しい姿勢をとることが出来なくなります。

そこで自宅でできるトレーニング法が「バランスボール」です。両手をひろげて両足を地面から離し、10分以上乗れるようになれば、バランス感覚が身についたといっていいでしょう。
玉乗りをするようなバランスは体幹を鍛えるために有効です。もう一つお勧めのトレーニングはボールの上で上下に弾む練習です。飛び上がった時に脱力、ボールに荷重するときに入力します。これによって馬の反撞を受けながらバランスをキープするコツがつかめます。

乗馬の基礎は「軽速歩(けいはやあし)」!

軽速歩とは乗馬での基礎的な歩法で、歩法とは馬の脚の運びの事(常歩・速歩・駈歩等)なので、正しくは「速歩時の基礎的な騎乗技術(テクニック)」となります。一定のリズムで、あぶみの上で立ったり座ったりを繰り返します。鐙の上に立つと教える場合が多いですが上手な人は鐙の上には立ちません。太ももの中心部(重心が中立するポイントに)体重をかけて上半身を前方に移すことでお尻を鞍から浮かせます。

鐙の上に立つという解釈がバランスや姿勢を崩す大きな原因になります。当クラブは初心者のレッスン時に、この部分を誤解なく指導することで確実な上達をサポートしています。これは馬だけではなく、人の負担を減らすために大切なことです。初心者はこの軽速歩が最初の壁といわれており、乗馬の上達への第一歩といえます。というのも、あぶみの上でバランスを保つ必要があるので、姿勢や足の位置などの注意点が多く、難しく感じるからです。

座骨に体重をかけて鐙にふんばって立ち上がると必ず後方にバランスを崩します。大切なのは単独で中立したバランスを得ることです。
コツとしては、上半身を斜め前方に立たせるように意識し、まわっている方向の外側の馬の足が出るタイミングで立つと覚えておけば、スムーズにおこなえます。

まとめ

乗馬に運動神経は関係なく、姿勢や適度な恐怖心をもつことで上達していきます。人間の行動ひとつで馬を不安にさせてしまうので、とくに注意をしましょう。

自宅でも上達のためのトレーニングがあり、柔軟とバランス感覚を鍛えることは簡単にできるだけでなく、もっとも効果が得られます。軽速歩は乗馬初心者が最初にぶつかる壁です。これを乗りこえマスターすることが上達の第一歩といえるでしょう。

「天城ホースビレッジ」では、乗馬初心者が上達するためのレッスンやコツを、ひとつずつ丁寧に指導いたします。お客様のペースで指導をいたしますので、乗馬で悩みごとがございましたら、当スタッフにお気軽にご相談ください。指導経験20年以上の熟練スタッフが丁寧に指導いたします。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

初心者の方向けの乗馬ライセンス5級の特徴は?取得方法を紹介

初心者の方向けの乗馬ライセンス5級の特徴は?取得方法を紹介

乗馬を趣味にしている方や、これから趣味にしようと思っている方はいらっしゃるでしょう。実際に乗馬をした際に楽しいと思った方にオススメしたいのが、乗馬ライセンスです。ライセンスといっても、5級は、初心者の方でも取得することが可能です。

そこで今回は、初心者の方向けの乗馬ライセンス5級の特徴や取得方法についてご紹介いたします。乗馬を本格的に楽しみたいという方は、ぜひ参考にしてください。

乗馬ライセンスとは

そもそも乗馬ライセンスとは何かということ、乗馬を楽しんでいる人の技術レベルを定義すると同時に、さらなる目標を設定するために存在している資格のことです。日本全国で統一されており、公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会によって定められています。

5級の実技審査は誘導馬について軽速歩の維持が出来ることと、常歩での誘導、停止で正しい姿勢を保つことができる程度です。実技試験は各項目(姿勢、扶助、バランス)を10段階で評価して平均6以上が合格ラインです。
階級は1〜5級の5段階あり、5がもっとも初級のレベルです。5〜3級までは、乗馬における基本的な技術や知識が身についていれば取得することが可能なレベルといえるでしょう。2〜1級は、さらなる専門性を求められるため、上級レベルといっていいほどです。

合格することで、ライセンスが発行されます。顔写真付きのライセンスですので、しっかりとした資格として有効です。履歴書にも有資格として書くことが可能ですので、乗馬をただの趣味としてだけでなく、技術レベルの証明となります。どの級においても、筆記と実技の2種類の試験をおこなうことになります。

乗馬をただの趣味として楽しむのは、もちろん素晴らしいことです。しかし、楽しむだけでなくスキルを向上したいという気持ちがある方や、目標があったほうがモチベーションアップになるという方にとっては、とても価値のあるものになるでしょう。合格基準さえ満たすことで、どなたでも取得することが可能です。

乗馬5級ライセンスの特徴

乗馬5級ライセンスは、乗馬ライセンスの中ではもっとも初級です。特徴としては、以下の点が挙げられます。

短期間で取得することができる

乗馬ライセンスを取得するために必要となる期間は、5級は約3日という短期間で取得することが可能です。ほかの級の場合には、約1週間などそれなりに時間が必要となってしまいますが、3日ほどであれば週末などでも取得が可能となるでしょう。長期の休みを取ることが難しい方や、働いている方でも気軽に取得できます。

5級ライセンスの受験資格は10鞍程度の経験が必要です。初心者の場合45分のレッスンを3日間で10回ほど受講しないと受験レベルに達しませんので3日だと1日3レッスン以上受ける必要があります。よってかなりハードなスケジュールになります。短期間での取得よりも自分のペースでコツコツ通っていただいた方が技術もよく身につき有意義なものになります。天城ホースビレッジではしっかりと技術、知識を身につけて頂き趣味としての乗馬をスタートするきっかけとして5級ライセンス取得をお勧めしています。

乗馬に関する基礎的な知識を身につけることができる

5級の乗馬ライセンスを取得するためには、乗馬に関する筆記と実技の試験をクリアしなければなりません。事前に勉強や練習をすることになるでしょう。その結果、みごと合格できた場合には、基礎的な知識や技術を身についていることになります。資格取得を目指すことで、自然と乗馬に関するスキルが向上することになるため、より乗馬を楽しみたいという方にぴったりです。

乗馬5級ライセンスの取得方法

乗馬5級ライセンスの取得方法は、以下の通りです。実際の流れを把握しておいて、スムーズに取得できるようにしておきましょう。

事前準備

まずは事前準備からはじまります。どこでいつ乗馬5級ライセンスの資格試験が開催されるのかを、確認しなければなりません。ご自身で調べることも可能ですが、乗馬クラブに連絡をして教えてもらうというのがもっとも確実です。受験資格や費用など気になることがいくつもあるかと思いますので、専門家にしっかりと確認するといいでしょう。

試験のための練習

試験までの間に、ご自身の技術や知識を練習によって高める必要があります。すでに充分なスキルを有している可能性もありますが、結果的に試験に合格できなければ意味がないでしょう。不安を払拭するという意味でも、時間の限り実技の練習や知識の勉強を積み重ねていくことをオススメします。

正しい姿勢と基本のフォーム・バランスを身に付ければ、余裕が出て楽しく楽に騎乗することが出来るようになり伸びしろがぐんとアップしますので、そのようなレッスンを提供しています。
乗馬クラブでの練習であれば、合格するためのヒントなどをもらえるかもしれません。なによりサポートしてもらえるということが、安心につながります。乗馬クラブの利用がオススメです。

試験を受ける

いよいよ試験の当日です。実技試験と筆記試験がおこなわれます。コースによっては3日間ほどで試験を終えることが可能ですので、申し込みの時点でどのくらいで取得できるのかという点に注目するといいでしょう。試験では、練習や勉強の成果を遺憾なく発揮するだけです。とはいえ、緊張などで100%の実力を出し切ることは難しいかもしれませんが、全力で取り組みましょう。

まとめ

乗馬ライセンスを取得することによって、乗馬のスキルの証明になりますし、有資格者しか行けないコースを楽しむことも可能となります。年齢制限もなく、初心者の方でも充分取得が可能ですので、ぜひ取得してみるといいでしょう。3日程度で取得可能ですので、気軽に挑戦できます。

5級ライセンス取得にチャレンジするということ自体が、趣味としての乗馬にしっかりと足を踏みいれることになりますので、このチャンスに乗馬の楽しさをしっかりと味わっていただきたいと思います。

「天城ホースビレッジ」は、伊豆にある初心者向けの乗馬クラブです。これから乗馬をはじめるという方や乗馬ライセンス取得を目指している方まで、気軽に楽しんでいただくことができます。スタッフがしっかりとサポートしますので、まずはお気軽にお越しください。

乗馬をはじめる際の服装選びのポイントとは?避けたいNG例も解説

乗馬をはじめる際の服装選びのポイントとは?避けたいNG例も解説

近年、日ごろのストレス発散などのための新たな趣味として、乗馬が注目を集めています。乗馬に挑戦してみたいと考えている方の中には、服装はどうしたらよいかわからないという方も多いことでしょう。普段着を買う一般的なお店では、乗馬用の服を目にすることはほとんどありませんので、無理もありません。

ここでは、乗馬をする際の服装選びのポイントについて解説します。乗馬体験や、これから本格的に乗馬をはじめる方は、ぜひ参考にしてみてください。

知っておきたい乗馬スタイルと服装について

乗馬の服装というと、上着の後ろに割れ目があり、ズボンはモモの部分が緩めで、ひざから下は細くなったスタイルをイメージする人が多いかもしれません。本来は、乗馬のスタイルによってわけられており、大きくわけると英国式の「ブリティッシュスタイル」と、アメリカ式の「ウエスタンスタイル」に大別されます。

天城ホースビレッジはブリティッシュスタイルの乗馬クラブです。

ブリティッシュスタイル

ブリティッシュスタイルは、イギリスの伝統的なスタイルで、起源は17世紀のヨーロッパの上流階級の社交にあるといわれています。カッチリとしたフォーマルなスタイルが特徴で、シャツとジャケットに下はキュロットとブーツが一般的なスタイルです。

なお、競技会などの正式な場では、紺か黒のジャケットにベージュや白のキュロットとロングブーツ、頭にはヘルメットやシルクハットを着用します。日本の乗馬クラブでは、このブリティッシュスタイルが主流ですが、乗馬レッスンでは、ここまでの正式な服装は必要ありません。

ウエスタンスタイル

アメリカの西部開拓持代のカウボーイが、厳しい環境下での長距離移動を目的とした乗馬のスタイルです。その服装は、カウボーイハットにジーンズとバックル、ウエスタンブーツといったスタイルで、楽に動けて疲れにくい実用的な服装となります。

乗馬体験などで必要な服装とは?

乗馬をはじめる前に、乗馬体験などを試してみる人も多いでしょう。その際には、汚れてもよい動きやすい服装で問題ありません。上はポロシャツやトレーナー、下はジーンズやチノパンにスニーカーなどがオススメです。なお、スカートやショートパンツは不向きですので、避けるようにしましょう。

乗馬レッスンをはじめる際の服装選びのポイント

前述のとおり、乗馬体験では動きやすい普段着で問題ありませんが、乗馬クラブなどに入会してレッスンをはじめる際には、改めて乗馬用の服装も準備をしたいところです。ここでは、本格的に乗馬をはじめる際の服装選びのポイントについて、パンツ・トップス・ブーツの3つにわけて紹介します。

パンツ(キュロット)

乗馬服でもっとも特徴的なものが、パンツです。乗馬用のパンツとしてキュロットが用いられますが、鞍と接する部分が摩擦に負けないよう補強されており、馬上でバランスがとりやすいよう、滑り止めが付いているのが大きな特徴となります。生地の素材は、全体として収縮性に優れ、フィット感のあるものが使用されています。

また、補強部分の素材は、人工皮革などが使われてきましたが、最近ではシリコン素材のものも人気です。ジーンズなどの生地が厚めのパンツでも乗馬をすることはできますが、上達のためには、このような乗馬専用のキュロットを選ぶのがオススメです。

パンツの裾部分は、先がすぼまった短めの丈でロングブーツの中に入れるタイプと、ショートブーツの上に被せる長めのストレートタイプのものがあります。ご自身が使うブーツのタイプに合わせて、選ぶとよいでしょう。

トップス

日本の乗馬クラブなどで主流となっているブリティッシュスタイルは、イギリスの伝統的なスタイルが重んじられていますので、トップスには襟付きのシャツを選ぶのが望ましいです。色合いも白や紺などの地味なものが好まれます。また、秋から冬にかけては、体温調節用にベストや脱ぎ着のしやすい防寒ジャケットなどを用意するとよいでしょう。

ブーツ

乗馬で使用するブーツは、馬に正確な指示が出せるよう、足全体にフィットしていて、かつ足首を動かしやすいものを選びましょう。ロングブーツとショートブーツのタイプがありますが、初心者には、ショートブーツのほうが着脱は簡単で足首も動かしやすいため、オススメです。

初心者が気をつけたいNGな服装・アイテムとは?

初心者の方が乗馬の服装選びをする際に、避けるべき服装やアイテムについても解説します。乗馬クラブであっても、レッスンであれば正装の必要はありませんが、最低限、以下のような服装やアイテムは避けるようにしましょう。

サイズが合わない服装やアイテム

ファッションとしては、あえてダボダボなオーバーサイズの服を着こなすこともありますが、乗馬においては適切ではありません。乗馬の際に服の裾が引っかかってしまったり、ジャストサイズのプロテクターやブーツが着用しづらくなってしまったりなど、安全上の観点から問題があります。また、ヘルメットなどの身を守る用具も、サイズが合っていないと大変危険です。必ず自分に合ったものを着用するようにしましょう。

派手な色のウエアや小物

蛍光色などの派手な色のウエア・小物は、馬を興奮させてしまう可能性があります。そのため、乗馬用品店には、蛍光色のような派手な色のアイテムは売られていません。乗馬用品店以外で購入するにしても、派手な色のものは避けるようにしましょう。

サンダル・ヒール

サンダルやヒールは、足を踏み外して転落してしまう危険性がありますので、絶対にやめましょう。乗馬クラブでは、規則でサンダルやヒールが禁止されているところがほとんどです。

フード付きのウエア

フードが付いたウエアは、フード部分が何かに引っかかってしまう恐れがあり、とても危険ですので、避けるようにしましょう。

まとめ

乗馬をはじめる際にそろえたい、服装選びのポイントについて解説しました。乗馬体験であれば、動きやすい普段着で問題ありませんが、本格的にはじめる際には、乗馬用のものを用意するようにしましょう。

静岡県は伊豆にある乗馬クラブ「天城ホースビレッジ」では、乗馬体験からビジターでのショートレッスン、本格的なメンバー会員の受け入れまで、幅広く対応しております。当クラブでは、ご希望にきめ細かく応えられるマンツーマンレッスンをしており、本格的に乗馬を習いたいというお客様にも、敷居の低い料金設定の会員制度をご用意しております。乗馬をしてみたい、と思い立ったら、ぜひ当クラブへお問い合わせください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

天城ホースビレッジでは装具一式(ブーツ、チャップス、ヘルメット、ボディープロテクター、キュロット)のレンタルが用意されているので手ぶらでも利用可能です。
ただし、夏場に素足の方は、靴下を持っていくことや動きやすい、汚れてもよい服装で訪れてください。