2023年09月

乗馬を体験する前に押さえてきたい情報を解説!主な種類や注意事項について

乗馬を体験する前に押さえてきたい情報を解説!主な種類や注意事項について

「乗馬」と聞くと、動物園や牧場などで体験する乗馬をイメージする方が多くいらっしゃるでしょう。乗馬は、小さな子どもから大人まで楽しめるアウトドアレジャーです。今回は、乗馬体験の主な種類や安全に乗馬体験をおこなうためのポイントを解説していきます。「乗馬に挑戦してみたい」という方は、まず本記事と一緒に乗馬体験の基本を押さえましょう。

乗馬体験の種類

動物園や牧場などで体験できる乗馬には、主に3つの種類があります。乗馬の種類は、「馬の操作を誰がおこなうのか」「どこで乗馬をおこなうのか」などによってわけられています。以下では、乗馬体験における3つの種類の違いを解説していきましょう。

引き馬

動物園や牧場などで見かける乗馬体験は、「引き馬」といわれる種類に当たります。スタッフが馬に指示を出して操作をおこなうため、初めて乗馬体験をする方でも安心です。10分前後の時間でお手軽に乗馬を体験することができるでしょう。

特別な服装や安全具が不要であり、小さな子どもや親子一緒でも体験が可能です。「観光の思い出として乗馬を楽しみたい」という方は、お手軽な引き馬を体験してみましょう。
近年では安全への配慮が見直され、全国乗馬倶楽部振興協会加盟のクラブでは引馬でもヘルメットの装着を義務付けています。天城ホースビレッジも加盟クラブです。

乗馬

スタッフが馬を操作する引き馬とは異なり、「乗馬」は自分の指示で馬を動かします。乗馬をおこなうためには、「馬場」と呼ばれる乗馬の練習スペースが必要になります。乗馬クラブや牧場などの、より専門的な施設で体験が可能です。スタッフが付き添いで、馬の乗り方や動かし方などを詳しく指導してくれます。安全のために年齢・身長制限はありますが、子どもも乗馬への参加は可能です。天城ホースビレッジでは小学校高学年から大人と同レベルのレッスンを受けることが出来ます。それ以下のお子様は馬に親しむことを目的とした騎乗を提供しています。

乗馬では安全のために、ヘルメットやボディプロテクターなどを着用しなければなりません。体験時間も1~3時間と長めであり、スポーツとしてしっかり乗馬を体験してみたい方にオススメの種類です。乗馬クラブへの入会を検討されている方は、入会前の下見として体験に参加してみてもいいでしょう。

1〜3時間の長時間乗りっぱなしの乗馬クラブはありません。45分が1レッスン(1鞍)とカウントします。人馬共に1時間以内に休憩をはさむのが一般的です。

トレッキング

「トレッキング」は外乗とも呼ばれており、練習スペースや施設から出て、自然の中で乗馬を楽しむことができます。景色を楽しみながらの乗馬は爽快感もあり、リフレッシュすること間違いなしです。

トレッキングを体験する際には、施設の練習スペースで基本的な練習をおこなってから、外に出かけていきます。トレッキングで乗せてもらう馬は、よく訓練された優秀な馬です。積極的にコミュニケーションをとって信頼関係を築いていけば、敷地の外でも安心して乗馬できるでしょう。

トレッキングの所要時間は、30分~3時間とさまざまです。最近では宿泊地とセットのトレッキングツアーなども多く見られます。旅行と一緒に、その土地のトレッキングも楽しんでみてはいかがでしょうか。

乗馬体験は安全に気をつけて

乗馬は楽しい体験でもありますが、同時に危険の伴う体験でもあります。馬との事故や、落馬などによる怪我に気をつけて、乗馬体験をしましょう。以下では、安全に乗馬体験をおこなう際に最低限押さえておきたいポイントを2つ解説します。

馬に気を配る

馬は警戒心が強く、臆病で繊細な動物です。ちょっとした刺激に驚いて、飛び退くなどの予想外の動きをすることもあります。馬を刺激しないように気を配りながら行動しましょう。

たとえば、「大声を出す」「急に近づく」「写真撮影でフラッシュをたく」などの行為はやってはいけません。人間の赤ちゃんと同じように捉えて、やさしく馬に接するといいでしょう。落馬や馬に蹴られるなどのリスクを避けるために、体験中は馬に配慮した行動を心がけます。

スタッフの指示をよく聞いて従う

基本的なことではありますが、スタッフの指示には必ず従いましょう。馬のことを熟知しているスタッフは、馬が驚く行為や注意すべきポイントを誰よりも把握しています。指摘されたことには必ず従いましょう。

また、体の不調により馬に適切な指示が出せなくなったり、急に倒れたりしてしまうと、馬を驚かせてしまう可能性があります。少しでも体調不良を感じた場合は、すぐにスタッフに相談しましょう。事故のリスクを避けるために、スタッフに指示を仰ぐことは重要なポイントです。指摘の内容に疑問を感じたら、詳しく質問してみることもいいでしょう。

まとめ

乗馬やトレッキングをおこなう際に気になるポイントのひとつは、当日の服装です。ヘルメットやボディプロテクターなどの安全具は、乗馬体験をおこなう牧場や乗馬クラブで貸し出しされていることがほとんどです。体験当日は、「汚れてもいい、動きやすい服装」という点だけ守れば、基本的には問題ないでしょう。安全具を正しく装着して、安全に乗馬を体験しましょう。

「天城ホースビレッジ」では、初心者の方でも乗馬を楽しめるレッスンを多数ご用意しております。「引き馬」や20分程度のショートレッスン、マンツーマンレッスン(45分)、2名同時のペアレッスンもあります。など、希望に合わせてレッスン内容をお選びいただけます。「観光がてらに乗馬体験してみたい」方から「初心者だけどしっかり乗馬をやってみたい」方まで、ぜひ当クラブの乗馬体験にお申し込みください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬をはじめる前に知っておきたい乗り方や馬上ポジションとは?詳しく解説

乗馬をはじめる前に知っておきたい乗り方や馬上ポジションとは?詳しく解説

乗馬をはじめる際にまず覚えなくてはならないのは、乗り方です。乗馬未経験ということは、馬にまたがることも降りることもはじめての方がほとんどでしょう。乗馬中にどのようにしていたらいいのかもわからないかと思います。

そこで今回は、乗馬をはじめる前に知っておきたい乗り方や馬上ポジションについてご紹介いたします。乗馬初心者の方は、ぜひ参考にしてください。

馬に跨ることを「上馬(ジョウバ)」降りることを「下馬(ゲバ)」と言います。

乗馬の乗り方その1:乗馬の方法

まずは乗馬の方法です。地面か馬の背中に乗るまでの動作のことを指します。一見簡単なように見えるかもしれませんが、実際にやってみると。ただまたがるというだけではなく、さまざまな動作に気をつけなければなりません。以下が手順となります。

馬の横に立つ

まずは馬の横に立ちましょう。どちらでもいいように思えますが、一般的な乗馬の方法としては、馬の左に立つのが基本です。馬の左肩の横あたりがベストポジションとなります。その状態から、左手で馬のたてがみと手綱をつかみましょう。

体を持ち上げる

今度は体を持ち上げます。たてがみと手綱をつかんだ状態から、左足を鐙にかけましょう。勢いをつけるように右足で地面を蹴って、右手を使って鞍の後方部分をつかみます。そのまま力で体を持ち上げましょう。あとは右手の位置を鞍の前方部分に移動したら、またがるだけです。

通常は初心者用に踏み台を用意しているところがほとんどです。(天城ホースビレッジも夭死しております。)

鞍の上に乗る

乗ることをまたがると表現します。

右足を奥の方に動かして、鞍の上に乗ります。これで馬にまたがることができました。右足を鐙にかけることも忘れないようにしましょう。うっかりしてしまうと、走り出したときにバランスを崩してしまいます。

これが乗馬の一連の動作です。はじめのうちはバランスなどが難しく、何度もチャレンジしてようやくまたがることができるというような状態かもしれません。しかし、慣れれば一気に乗馬することが可能となるでしょう。

乗馬の乗り方その2:馬上のポジション

またがったあとの馬上ポジションは、とても大切です。乗馬中の姿勢のことで、ポジションが安定していなければバランスを崩しやすく、場合によっては危険が伴ってしまいます。馬上のポジションを確認する場合には、以下のポイントをチェックしましょう。

停止での姿勢は下記の赤字部分程度を出来るようになれば充分です。正しい姿勢を求めるあまり馬上でカチカチに固まってしまう方がいますが、馬が動くとバランスやリズムの変化によって騎乗者も動きますので、動きの中での姿勢であると認識してください。

  • 騎手の頭の位置が背骨の真上にある
  • 耳や肩、腰〜かかとにかけてのラインが一直線になっている
  • 肩甲骨が左右どちらも水平
  • 肩の力が抜けてリラックスできている
  • 腕の肩から肘の部分が地面対して垂直である
  • 肘がしっかりと曲がっている
  • 胸が充分に広がっている
  • 手首がひねられていない
  • 肘〜手〜馬の口までが一直線上になっている
  • 左右の座骨に対して均等に体重が乗っている(座骨だけでなく、座骨から太もも、膝にかけてシートに接する面全体に均等に体重がかかっていることが基本です。)
  • 足がしっかりと真下に向かってぶら下がっている
  • 膝の力がリラックスして抜けている
  • ふくらはぎがぴったりと馬の体にくっついている(騎座部分の膝から上は鞍にぴったりとくっついて、脚部分の膝から下は馬体からやや離れます。)
  • 足首がリラックスして力が抜けている
  • 足の指の付け根の部分で鐙を踏んでいる
  • かかとがしっかりと下がっている(足の裏が地面と水平になる程度が理想的です)

馬上ポジションはコツをつかむまでなかなか難しいのですが、上記のポイントがしっかりとできていれば、概ね問題はないでしょう。乗馬の最中に常に意識しなければならないというのが難しいです。はじめは不安定になるかと思いますが、次第に安定していきます。

乗馬の乗り方その3:下馬の方法

下馬というのは、馬に乗った状態から地上に降りるときの動作のことを指します。基本的な手順は、以下のとおりです。(下馬時は基本的に踏み台は使用しません)

馬を落ち着かせる

まずは馬を落ち着かせるところからです。これから下馬の動作をおこなう際に、馬が動いてしまうと大変危険です。そうならないように、馬の首を軽くポンポンと叩いて愛撫しましょう。落ち着いた状態であることが確認できたら、下馬を開始します。

左側に体を移動する

まずは右足を鐙から外します。左手は手綱を握ったまま、馬のたてがみをつかみます。右手では、鞍の前部分をつかみましょう。そのままお尻を上げたら、右足を馬の左側へと移動し、左足とそろった状態にするのです。

左足を鐙から外す

右手を今度は鞍の後ろ部分へ移動し、つかみ直します。そのまま体を鞍に乗せるような姿勢になり、左足を鐙から外しましょう。あとは、そのまま体を滑らせるようにして地上に足をつけます。

着地して馬を落ち着かせる

両足が地上につき無事着地ができたら、下馬は完了です。すぐに馬の頭をなでたり、軽く叩いたりして愛撫しましょう。下馬の最中におとなしくしていてくれた馬に対して、愛情を伝えるのです。手綱だけは離すことがないように注意しましょう。

まとめ

正しい手順を知らなければ、馬に乗ることも降りることも難しいでしょう。基本中の基本と言える動作ですので、まずはマスターすることをオススメします。また、乗馬中の姿勢も重要です。馬上ポジションがしっかりしていることで、馬への指示もしっかりと伝わるのです。そこまで難しいものではないので、しっかりと練習をして身につけましょう。

「天城ホースビレッジ」は、伊豆にある乗馬クラブです。マンツーマンでのレッスンをおこなっており、初心者の方でも、安心して乗馬を楽しんでいただくことが可能となります。まずはお気軽にお問い合わせください。
ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。