2023年03月

初心者の方向けの乗馬ライセンス5級の特徴は?取得方法を紹介

初心者の方向けの乗馬ライセンス5級の特徴は?取得方法を紹介

乗馬を趣味にしている方や、これから趣味にしようと思っている方はいらっしゃるでしょう。実際に乗馬をした際に楽しいと思った方にオススメしたいのが、乗馬ライセンスです。ライセンスといっても、5級は、初心者の方でも取得することが可能です。

そこで今回は、初心者の方向けの乗馬ライセンス5級の特徴や取得方法についてご紹介いたします。乗馬を本格的に楽しみたいという方は、ぜひ参考にしてください。

乗馬ライセンスとは

そもそも乗馬ライセンスとは何かということ、乗馬を楽しんでいる人の技術レベルを定義すると同時に、さらなる目標を設定するために存在している資格のことです。日本全国で統一されており、公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会によって定められています。

5級の実技審査は誘導馬について軽速歩の維持が出来ることと、常歩での誘導、停止で正しい姿勢を保つことができる程度です。実技試験は各項目(姿勢、扶助、バランス)を10段階で評価して平均6以上が合格ラインです。
階級は1〜5級の5段階あり、5がもっとも初級のレベルです。5〜3級までは、乗馬における基本的な技術や知識が身についていれば取得することが可能なレベルといえるでしょう。2〜1級は、さらなる専門性を求められるため、上級レベルといっていいほどです。

合格することで、ライセンスが発行されます。顔写真付きのライセンスですので、しっかりとした資格として有効です。履歴書にも有資格として書くことが可能ですので、乗馬をただの趣味としてだけでなく、技術レベルの証明となります。どの級においても、筆記と実技の2種類の試験をおこなうことになります。

乗馬をただの趣味として楽しむのは、もちろん素晴らしいことです。しかし、楽しむだけでなくスキルを向上したいという気持ちがある方や、目標があったほうがモチベーションアップになるという方にとっては、とても価値のあるものになるでしょう。合格基準さえ満たすことで、どなたでも取得することが可能です。

乗馬5級ライセンスの特徴

乗馬5級ライセンスは、乗馬ライセンスの中ではもっとも初級です。特徴としては、以下の点が挙げられます。

短期間で取得することができる

乗馬ライセンスを取得するために必要となる期間は、5級は約3日という短期間で取得することが可能です。ほかの級の場合には、約1週間などそれなりに時間が必要となってしまいますが、3日ほどであれば週末などでも取得が可能となるでしょう。長期の休みを取ることが難しい方や、働いている方でも気軽に取得できます。

5級ライセンスの受験資格は10鞍程度の経験が必要です。初心者の場合45分のレッスンを3日間で10回ほど受講しないと受験レベルに達しませんので3日だと1日3レッスン以上受ける必要があります。よってかなりハードなスケジュールになります。短期間での取得よりも自分のペースでコツコツ通っていただいた方が技術もよく身につき有意義なものになります。天城ホースビレッジではしっかりと技術、知識を身につけて頂き趣味としての乗馬をスタートするきっかけとして5級ライセンス取得をお勧めしています。

乗馬に関する基礎的な知識を身につけることができる

5級の乗馬ライセンスを取得するためには、乗馬に関する筆記と実技の試験をクリアしなければなりません。事前に勉強や練習をすることになるでしょう。その結果、みごと合格できた場合には、基礎的な知識や技術を身についていることになります。資格取得を目指すことで、自然と乗馬に関するスキルが向上することになるため、より乗馬を楽しみたいという方にぴったりです。

乗馬5級ライセンスの取得方法

乗馬5級ライセンスの取得方法は、以下の通りです。実際の流れを把握しておいて、スムーズに取得できるようにしておきましょう。

事前準備

まずは事前準備からはじまります。どこでいつ乗馬5級ライセンスの資格試験が開催されるのかを、確認しなければなりません。ご自身で調べることも可能ですが、乗馬クラブに連絡をして教えてもらうというのがもっとも確実です。受験資格や費用など気になることがいくつもあるかと思いますので、専門家にしっかりと確認するといいでしょう。

試験のための練習

試験までの間に、ご自身の技術や知識を練習によって高める必要があります。すでに充分なスキルを有している可能性もありますが、結果的に試験に合格できなければ意味がないでしょう。不安を払拭するという意味でも、時間の限り実技の練習や知識の勉強を積み重ねていくことをオススメします。

正しい姿勢と基本のフォーム・バランスを身に付ければ、余裕が出て楽しく楽に騎乗することが出来るようになり伸びしろがぐんとアップしますので、そのようなレッスンを提供しています。
乗馬クラブでの練習であれば、合格するためのヒントなどをもらえるかもしれません。なによりサポートしてもらえるということが、安心につながります。乗馬クラブの利用がオススメです。

試験を受ける

いよいよ試験の当日です。実技試験と筆記試験がおこなわれます。コースによっては3日間ほどで試験を終えることが可能ですので、申し込みの時点でどのくらいで取得できるのかという点に注目するといいでしょう。試験では、練習や勉強の成果を遺憾なく発揮するだけです。とはいえ、緊張などで100%の実力を出し切ることは難しいかもしれませんが、全力で取り組みましょう。

まとめ

乗馬ライセンスを取得することによって、乗馬のスキルの証明になりますし、有資格者しか行けないコースを楽しむことも可能となります。年齢制限もなく、初心者の方でも充分取得が可能ですので、ぜひ取得してみるといいでしょう。3日程度で取得可能ですので、気軽に挑戦できます。

5級ライセンス取得にチャレンジするということ自体が、趣味としての乗馬にしっかりと足を踏みいれることになりますので、このチャンスに乗馬の楽しさをしっかりと味わっていただきたいと思います。

「天城ホースビレッジ」は、伊豆にある初心者向けの乗馬クラブです。これから乗馬をはじめるという方や乗馬ライセンス取得を目指している方まで、気軽に楽しんでいただくことができます。スタッフがしっかりとサポートしますので、まずはお気軽にお越しください。

乗馬をはじめる際の服装選びのポイントとは?避けたいNG例も解説

乗馬をはじめる際の服装選びのポイントとは?避けたいNG例も解説

近年、日ごろのストレス発散などのための新たな趣味として、乗馬が注目を集めています。乗馬に挑戦してみたいと考えている方の中には、服装はどうしたらよいかわからないという方も多いことでしょう。普段着を買う一般的なお店では、乗馬用の服を目にすることはほとんどありませんので、無理もありません。

ここでは、乗馬をする際の服装選びのポイントについて解説します。乗馬体験や、これから本格的に乗馬をはじめる方は、ぜひ参考にしてみてください。

知っておきたい乗馬スタイルと服装について

乗馬の服装というと、上着の後ろに割れ目があり、ズボンはモモの部分が緩めで、ひざから下は細くなったスタイルをイメージする人が多いかもしれません。本来は、乗馬のスタイルによってわけられており、大きくわけると英国式の「ブリティッシュスタイル」と、アメリカ式の「ウエスタンスタイル」に大別されます。

天城ホースビレッジはブリティッシュスタイルの乗馬クラブです。

ブリティッシュスタイル

ブリティッシュスタイルは、イギリスの伝統的なスタイルで、起源は17世紀のヨーロッパの上流階級の社交にあるといわれています。カッチリとしたフォーマルなスタイルが特徴で、シャツとジャケットに下はキュロットとブーツが一般的なスタイルです。

なお、競技会などの正式な場では、紺か黒のジャケットにベージュや白のキュロットとロングブーツ、頭にはヘルメットやシルクハットを着用します。日本の乗馬クラブでは、このブリティッシュスタイルが主流ですが、乗馬レッスンでは、ここまでの正式な服装は必要ありません。

ウエスタンスタイル

アメリカの西部開拓持代のカウボーイが、厳しい環境下での長距離移動を目的とした乗馬のスタイルです。その服装は、カウボーイハットにジーンズとバックル、ウエスタンブーツといったスタイルで、楽に動けて疲れにくい実用的な服装となります。

乗馬体験などで必要な服装とは?

乗馬をはじめる前に、乗馬体験などを試してみる人も多いでしょう。その際には、汚れてもよい動きやすい服装で問題ありません。上はポロシャツやトレーナー、下はジーンズやチノパンにスニーカーなどがオススメです。なお、スカートやショートパンツは不向きですので、避けるようにしましょう。

乗馬レッスンをはじめる際の服装選びのポイント

前述のとおり、乗馬体験では動きやすい普段着で問題ありませんが、乗馬クラブなどに入会してレッスンをはじめる際には、改めて乗馬用の服装も準備をしたいところです。ここでは、本格的に乗馬をはじめる際の服装選びのポイントについて、パンツ・トップス・ブーツの3つにわけて紹介します。

パンツ(キュロット)

乗馬服でもっとも特徴的なものが、パンツです。乗馬用のパンツとしてキュロットが用いられますが、鞍と接する部分が摩擦に負けないよう補強されており、馬上でバランスがとりやすいよう、滑り止めが付いているのが大きな特徴となります。生地の素材は、全体として収縮性に優れ、フィット感のあるものが使用されています。

また、補強部分の素材は、人工皮革などが使われてきましたが、最近ではシリコン素材のものも人気です。ジーンズなどの生地が厚めのパンツでも乗馬をすることはできますが、上達のためには、このような乗馬専用のキュロットを選ぶのがオススメです。

パンツの裾部分は、先がすぼまった短めの丈でロングブーツの中に入れるタイプと、ショートブーツの上に被せる長めのストレートタイプのものがあります。ご自身が使うブーツのタイプに合わせて、選ぶとよいでしょう。

トップス

日本の乗馬クラブなどで主流となっているブリティッシュスタイルは、イギリスの伝統的なスタイルが重んじられていますので、トップスには襟付きのシャツを選ぶのが望ましいです。色合いも白や紺などの地味なものが好まれます。また、秋から冬にかけては、体温調節用にベストや脱ぎ着のしやすい防寒ジャケットなどを用意するとよいでしょう。

ブーツ

乗馬で使用するブーツは、馬に正確な指示が出せるよう、足全体にフィットしていて、かつ足首を動かしやすいものを選びましょう。ロングブーツとショートブーツのタイプがありますが、初心者には、ショートブーツのほうが着脱は簡単で足首も動かしやすいため、オススメです。

初心者が気をつけたいNGな服装・アイテムとは?

初心者の方が乗馬の服装選びをする際に、避けるべき服装やアイテムについても解説します。乗馬クラブであっても、レッスンであれば正装の必要はありませんが、最低限、以下のような服装やアイテムは避けるようにしましょう。

サイズが合わない服装やアイテム

ファッションとしては、あえてダボダボなオーバーサイズの服を着こなすこともありますが、乗馬においては適切ではありません。乗馬の際に服の裾が引っかかってしまったり、ジャストサイズのプロテクターやブーツが着用しづらくなってしまったりなど、安全上の観点から問題があります。また、ヘルメットなどの身を守る用具も、サイズが合っていないと大変危険です。必ず自分に合ったものを着用するようにしましょう。

派手な色のウエアや小物

蛍光色などの派手な色のウエア・小物は、馬を興奮させてしまう可能性があります。そのため、乗馬用品店には、蛍光色のような派手な色のアイテムは売られていません。乗馬用品店以外で購入するにしても、派手な色のものは避けるようにしましょう。

サンダル・ヒール

サンダルやヒールは、足を踏み外して転落してしまう危険性がありますので、絶対にやめましょう。乗馬クラブでは、規則でサンダルやヒールが禁止されているところがほとんどです。

フード付きのウエア

フードが付いたウエアは、フード部分が何かに引っかかってしまう恐れがあり、とても危険ですので、避けるようにしましょう。

まとめ

乗馬をはじめる際にそろえたい、服装選びのポイントについて解説しました。乗馬体験であれば、動きやすい普段着で問題ありませんが、本格的にはじめる際には、乗馬用のものを用意するようにしましょう。

静岡県は伊豆にある乗馬クラブ「天城ホースビレッジ」では、乗馬体験からビジターでのショートレッスン、本格的なメンバー会員の受け入れまで、幅広く対応しております。当クラブでは、ご希望にきめ細かく応えられるマンツーマンレッスンをしており、本格的に乗馬を習いたいというお客様にも、敷居の低い料金設定の会員制度をご用意しております。乗馬をしてみたい、と思い立ったら、ぜひ当クラブへお問い合わせください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

天城ホースビレッジでは装具一式(ブーツ、チャップス、ヘルメット、ボディープロテクター、キュロット)のレンタルが用意されているので手ぶらでも利用可能です。
ただし、夏場に素足の方は、靴下を持っていくことや動きやすい、汚れてもよい服装で訪れてください。