2023年10月

乗馬には年齢制限があるって本当?体重制限についても解説!

乗馬には年齢制限があるって本当?体重制限についても解説!

子どもと一緒に乗馬を楽しみたい、または定年後に新しい趣味として乗馬をはじめたいという場合に気になるのが、年齢制限についてではないでしょうか。実は、乗馬の年齢制限というのはきっちりと定められているわけではなく、体力や体調などが大きく考慮されます。今回は、乗馬クラブで設けられていることの多い年齢と体重の制限についてご紹介します。

乗馬の年齢制限は何歳?

乗馬の年齢制限は、何歳から何歳までと決まっているものなのでしょうか。ここでは、乗馬と年齢の関係についてご紹介します。

子どもは何歳からはじめられる?

乗馬クラブでは、大体小学1年生から受け付けているところが多くなっています。場合によっては、3歳や5歳からはじめられるクラブもあるようです。馬を手綱でコントロールするためには、ある程度の力が必要になるため、年齢だけでなく体力を考慮してはじめるのがオススメです。また、保護者と一緒であれば、首のすわっている赤ちゃんと一緒に乗馬を体験できるところもあります。

シニアは何歳まで挑戦できる?

趣味として乗馬をはじめるのには、遅すぎるということはありません。最近では、50代で新しい趣味として乗馬をはじめる人も増えています。また、リタイア後の60代からはじめる人も少なくありません。長く続けている方の中には、70代の方もいらっしゃいます。

とはいえ、ケガや落馬などのリスクは、若いときに比べて高まります。そのため、シニア世代の方が初めて乗馬をはじめる場合には、より丁寧な指導が必要です。シニア向けの乗馬クラブを選んだり、マンツーマンのレッスンを選んだりするのがオススメです。

子どもにもシニア世代にも乗馬がオススメの理由とは

ここでは、子どもにもシニア世代にも乗馬がオススメの理由についてご紹介します。

子どもに乗馬がオススメの理由

乗馬では、身体的な成長と精神的な成長が期待できます。身体的成長の中でも、とくに大きいのが、体幹を鍛えられるというメリットです。乗馬というと馬に乗っているだけというイメージが強いのですが、バランスをしっかりと保つ必要があるため、姿勢をよくしたり、体幹を鍛えたりすることが可能です。

また、馬との関わりの中で、馬の気持ちを思いやったり、馬の様子を理解したりすることを学ぶことができます。社会性や思いやりの心を育てるのにもぴったりです。

シニア世代に乗馬がオススメの理由

ロンドンオリンピックでは、法華津氏が71歳で出場したことからもわかるように、乗馬はシニア世代の人でも競技可能なスポーツです。乗馬をするときは、肩をしっかりと開いて遠くを見るのが基本なので、姿勢をしっかりと保ちながら体幹を鍛えることができます。正しい姿勢を身につけて肩こりを改善したり、腰回りの筋肉を鍛えて腰痛を改善したりという効果も期待できるでしょう。

また、乗馬クラブでは、同世代の仲間はもちろん、さまざまな年齢層の仲間との出会いが待っています。仕事も一段落し、新しいコミュニティで趣味を見つけたいという方に最適です。

乗馬には年齢制限ではなく体重制限がある?

乗馬には、年齢制限だけでなく、体重制限が設けられている場合もあります。事前に問い合わせて、確認しておきましょう。

体重制限について

体重制限については、各乗馬クラブでそれぞれの制限が決められていますので、一概にはいえませんが、基本的には馬の体重の20%から30%であれば問題ないとされています。

馬の体重は、その種類によって異なり、競走馬・乗馬に向いているのはサラブレッドという馬で、400kgから500kgです。馬の安全や福祉について考慮すると、体重に鞍や腹帯などの馬具を加えたすべての負担が、馬の30%に収まることが目安とされています。

また、初心者の場合には、力を上手に抜くことができずに馬の負担になってしまいます。このように、体重だけでなく、総合的な馬への負担を考慮することが大切です。

事前に乗馬クラブに確認しよう

乗馬クラブで体重制限を設けているところは、70kgから100kgとそれぞれに幅があります。また、場合によっては、男性は80kg、女性は70kgというように、性別で異なる体重制限を設定しているところもあるようです。これらの違いは、その乗馬クラブの馬の体重や状態によるものです。

乗馬をはじめてみたいけれど、公式HPに体重制限に関する記載がなく不安だという場合には、電話やメールで個別に問い合わせてみましょう。

軽いほうがいい?重いほうがいい?

競馬のジョッキーは、小柄な方が多いことから、乗馬のためには体重は軽ければ軽いほうがいいというイメージをおもちの方も多いのではないでしょうか。実は、乗馬用の馬は競走馬と違い、骨の成長が止まる6歳を超えているため、ジョッキーほど体重に神経質になる必要はありません。とはいえ、体重が重すぎると、馬に負担がかかってしまうだけでなく、騎乗している人にとっても体力的負荷がかかります。

しかし、障害馬術などの馬を弾ませる競技では、ある程度体重がある方が足に力が入りやすく有利に働くこともあります。体重については、あまり気にしすぎることなく、自分にあった馬がいるかどうか、問い合わせてみましょう。

まとめ

今回は、乗馬の年齢制限や体重制限についてご紹介しました。乗馬は、一人で手綱を動かせるようになる小学1年生くらいから70代の方まで、幅広い年代の方が楽しめるスポーツです。気になる体重制限にも、馬によって幅がありますので、ぜひ乗馬クラブに問い合わせてみましょう。

静岡県賀茂郡にあります「天城ホースビレッジ」では、初心者からベテランまで、さまざまなレベルに合わせたマンツーマンレッスンをおこなっております。初心者の方のレッスンでは、まずは不安定さからくる不安をなくすことを目指します。ビジター料金でどなたでも気軽にご利用いただけますので、ぜひお問い合わせください。

天城ホースビレッジでは引馬は、お子様が怖がらなければ1歳程度から親子で2人乗りが可能です。一人で座れるようになれば3歳程度から引馬や写真撮影も可能です。レッスンは未就学児から小学校低学年は20分程度のショートレッスンで楽しい時間をすごして頂きます。

小学校高学年からは大人と同じ内容のマンツーマンレッスン45分またはペアレッスンを提供しています。高齢の方もマンツーマンレッスンであればその方に合わせたレッスンを提供できますのでご本人のやる気と馬に跨る体力があれば何歳でも指導させて頂きます。

ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

初心者の壁!乗馬が難しい・・・そんな悩みを解決する方法とは?

初心者の壁!乗馬が難しい・・・そんな悩みを解決する方法とは?

乗馬をはじめたての頃は、すべてが新鮮で楽しいことばかりです。馬に乗るだけでもワクワクな気持ちでいっぱいでしたが、慣れてくると次々に覚えることが増えてきます。そうなると途端にできないことがでてくるので、難しさを感じることもあるでしょう。悩みが解決できず挫折してしまうことも少なくなく、乗馬初心者がぶつかる壁のひとつです。

こちらの記事では、難しいと感じる理由とその解決法を紹介していきます。初心者を抜け出したからこそぶつかる壁もあり、それを乗りこえるためにも、ぜひ最後までお付き合いください。

乗馬が難しいと思うとき、まずは乗馬を休みましょう

乗馬が難しいと思うのは、当然なことです。言葉が通じない相手なので、思い通りにいかず焦りやストレスを感じ、ときには乗馬が嫌になってしまうこともあるでしょう。そういうときにただ乗馬を続けても解決はできないので、思い切って乗馬を休んでみましょう。なぜなら、やみくもに乗馬を続けても決して上達はできません。まずは原因を考えることに専念しましょう。

天城ホースビレッジでは、上達の壁にぶつかって挫折の危機に直面している方を一人でも多く救済したいと考えております。せっかく始めた乗馬が嫌いになってしまわないように、ビジターのお客様でも一人ずつマンツーマンで丁寧に問題解決に向けてサポートしております。多くの方が、基本的なポジション・バランスをじっくりと見直す事でスランプから脱出していらっしゃいます。

乗馬が難しいと感じる、主な3つの原因

難しいと感じたまま乗馬を続けていると、いつか嫌になってしまい辞める原因になってしまうかもしれません。「乗馬が難しい」と感じたのはいつなのか?それがわかれば解決できる可能性も高いので、まずは冷静になって考えてみましょう。ここでは、乗馬初心者が難しいと感じる3つの原因を解説していきます。自分の悩みに近いものがあるかもしれません。ひとつずつ見ていきましょう。

馬がいうことを聞いてくれない

自分がだした指示を聞いてくれず、勝手に歩きまわったり動かなかったり、「まわりの馬はそんなことないのに!」と困ってしまうことがでてきます。誰でも一度は通る道ですが、ここで馬の扱いに難しさを感じる人も少なくありません。

どうしてもできないことがある

最初は馬に乗るだけで満足していましたが、慣れてくると、多くのことを学びます。なかにはうまくいかず、どうしてもできないこともでてくるでしょう。そのときに乗馬が難しいと感じ、嫌になってしまう原因となっています。

何度も同じことを聞いてしまう

レッスンを受けていて、わからないことを聞くのは当たり前のことです。それが一度や二度ではなく、何度も聞いてしまうと「前にも聞いたのになんでわからないんだろう」と考えてしまうでしょう。それが原因で「理解できない自分はダメなんだな」と悪い方に考えてしまい、乗馬が嫌になってしまうことも考えられます。
自分が上達できないのは自分だけのせいではない可能性もあります。天城ホースビレッジではお客様が上達できないのは指導する側にも問題があると考えるようにしております。ですから何度でも安心して質問してください。

次のステップに進めない

「次のステップに移れず同じことばかりで飽きた・・・」こんな経験をしている方もいるでしょう。同じことの繰り返しで次に進めないと上達を感じられず、乗馬が楽しくないと思ってしまいます。楽しくないことを続けられるほど人は我慢強くなく、嫌になってしまうのも無理はありません。基本を見直す事ですぐに次のステップに薦めるようになりますのでご安心ください。

難しいと感じた原因の対処法

次に、難しいと感じた原因の解決方法を解説していきます。

馬がいうことを聞いてくれない場合

馬が言うことを聞いてくれない場合は、馬の状態を見てあげましょう。馬も生き物なので感情があり、気分もその日によって違います。馬は騎乗している人間をしっかりと見ています。馬の気持ちや状態を感じて指示だしをすることで、馬も応えてくれるでしょう。そのためにも、騎乗前後のお手入れや声かけ・スキンシップなどのコミュニケーションをとることが重要になってきます。

どうしてもできないことがある場合

どうしてもできないことがあるときは、間違った方法でやっている可能性があります。乗馬にも正しい知識が必要なので、まずは学ぶことをやってみましょう。オススメのが、自分の乗馬を撮影する方法です。自分を客観的に見ることで、フォームのチェックや気づかなかった改善点を見つけられるでしょう。

天城ホースビレッジでは騎乗中の撮影を推奨しております。スマホ用のスタンドも常設しておりますので是非ご利用ください。

何度も同じことを聞いてしまう場合

何度も同じことを聞いてしまうのは、自分が悪いのではなく、インストラクターが原因かもしれません。理解しにくい言葉で説明を受けていたのでは、いつまでも結果は同じです。まずは別のインストラクターに相談をしてみましょう。同じレッスン仲間に聞いてみるのも、解決の糸口がつかめるかもしれません。

次のステップに進めない場合

同じことの繰り返しは、退屈に感じてしまうかもしれませんが、それだけインストラクターも慎重に見極めていると考えましょう。次に進みたいという自分の気持ちは、インストラクターもわかっています。しかし、中途半端な状態で先に進んでしまうと、取り返しのつかない事故が起きてしまうかもしれません。次のステップに進めないのは、自分が決してできていないからではありません。そこだけは覚えておきましょう。

まとめ

乗馬が難しいと感じるのは当たり前のことで、初心者のうちは嫌になってしまうこともあるでしょう。そんなときはやみくもに乗馬を続けるのではなく、一度乗ることを休み、原因を探ることが重要です。難しいと感じるのは人によってさまざまですが、どれもが解決できることばかりです。自分を責めず、見つめ直してみましょう。
天城ホースビレッジではスムーズ上達できるに越したことはありませんが、そうとも限りませんので上達の過程を楽しむレッスンを提供できるよう配慮しております。

「天城ホースビレッジ」では、つまずいている方や伸び悩みを感じている方がさらに上達できるよう、丁寧にしっかりとした指導をおこなっています。乗馬が難しいと感じている方は、遠慮なくインストラクター・スタッフまでご相談ください。お悩みが解消できるよう全力でサポートいたします。
ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬の体重制限はどれくらい?目安となる体重や制限する理由を解説

乗馬の体重制限はどれくらい?目安となる体重や制限する理由を解説

アウトドアなレジャーでは、安全のために身長や体重、年齢などに制限が設けられています。馬に乗って楽しむ「乗馬」においても同様です。とくに乗馬では、体重に制限が設けられている場合が多く見られます。

本記事では、具体的な体重制限の数字や体重制限を設ける理由などについて解説していきます。「乗馬に挑戦したいけれど、体重が理由で挑戦できない」という方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

乗馬における体重制限は?

多くの乗馬クラブでは、乗馬する方の体重に、ある程度制限が設けられています。体重が軽い分には問題ありませんが、重すぎると馬に負担がかかってしまうことが理由です。多くの乗馬クラブでは、体重の上限を80~100kg程度に設定しています。クラブごとに制限体重は微妙に異なるため、不安な方は事前にホームページなどを確認しておきましょう。

理想は馬の体重の10%

馬から最大限のパフォーマンスを引き出すために、騎乗する人間の体重が、馬の体重の10%未満であることが理想だといわれています。たとえば、500kgの馬である場合、騎乗する人間の体重は、馬具をあわせて50kg未満でなければなりません。

ただし、騎乗するために必要な鞍や腹帯などの馬具にもかなりの重量があります。たとえば、鞍の重さはおよそ5kgです。500kgの馬に乗る場合、人間自体の体重は少なくとも45kg未満まで落とさなければならないでしょう。ここまで体重が軽い方は、かなり限られてしまいます。

そのため、馬具を合わせて馬の体重の10%という数字は、あくまで理想的な基準だといわれているのです。実際には馬の負担になりにくい15~20%くらいが、騎乗における適切な体重として判断されています。

30%以上は馬の負担に

騎乗する人間の体重が馬の体重の20%を超えると、馬への負担がかなり厳しくなっていきます。25%を超えると目に見えて馬の息が上がり、心拍数も上昇していきます。馬の安全や福祉を考慮すると、馬具を含めて、20%以下が適当だといえるでしょう。

騎乗する人間の体重が馬具をあわせて30%を超えてしまうと、馬の背中や足を痛める原因となります。一時間未満の乗馬体験であっても、自分の体重の30%以上の人間を乗せ続けることは、馬にとって大きな負担です。馬の健康な生活を守るために、乗馬クラブや牧場では制限体重が定められているのです。

小柄な選手が多く見られる競馬とは異なり、乗馬の場合は小柄で軽ければ有利というわけではありません。体重が重いことで馬をスムーズに動かせたり、馬を弾ませやすくなったりといったメリットもあります。自分の体重に合わせて、適切な馬に騎乗しましょう。

馬の種類ごとに違いも

馬は種類によって、大きさや体重がかなり異なります。「重種」といわれる体重が800kg以上の馬から、小柄なポニーまでさまざまな種類がいます。それぞれの種類や体格に合わせて、騎乗できる人間の体重も変化するのです。重種の馬であれば、100kgの人間でも騎乗が可能でしょう。サラブレッドなどの「軽種」といわれる種類の馬も筋肉がしっかりしついているため、体重が重めの方でもしっかり支えられます。

一方、体の小さなポニーは子どもさえ騎乗できない品種もあります。ポニーなどの小さな馬を中心に飼育する牧場では、体重を理由に断られる可能性も高いといえるでしょう。体重制限が不安だという方は、幅広い品種を飼育していたり、大きい馬を中心に飼育していたりしている牧場、乗馬クラブを選んでみてください。飼育している品種や具体的な体重制限については、乗馬クラブのホームページで確認が可能です。

小さな子どもは身長と年齢に制限がかかることも

小さな子どもが乗馬をする場合には、体重ではなく、身長や年齢で制限される可能性があります。乗馬における身長・年齢制限とは、長身の方や高齢者の方を制限するものではありません。小さな子どもが安全に乗馬を楽しむために設定されているものです。500kg前後もある体重に強靭な脚力をもつ馬は、扱いを間違えると、大きな事故に直結してしまいます。

まだ体や心が育っていない子どもが1人で馬に乗ることは、とても危険です。目安として、身長125㎝未満・年齢6歳未満(未就学児)の子どもが、制限の対象となります。「小さい子どもに乗馬を体験させたい」という方は、事前に問い合わせて、身長・年齢の制限を確認しておきましょう。また、親子で一緒に乗馬を楽しめる施設を探すこともオススメです。天城ホースビレッジでは小さなお子様にはレッスンではなく楽しく馬上で過ごすことを目的として指導しています。

まとめ

サラブレットをはじめとした乗馬クラブで飼育されている馬は、ある程度の重さに耐えられる強靭な足腰をもっています。競馬の選手として活躍したい場合を除けば、体重が制限されるということもほとんどないでしょう。ただ、体重が重いと騎乗する方の体にも負担がかかることがあります。「体重が気になる」という方はこの機会に、乗馬を通じてダイエットに挑戦してみてもいいでしょう。

「天城ホースビレッジ」では、基本的に体重80kg未満でのご利用をお願いしております。スタッフが馬を操作する「引き馬」であれば、90kg未満まで騎乗可能です。体重制限に不安があるという方は、お気軽にご相談ください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。