2018年07月

馬の性格を知ったら仲良くなれる!触れ合うときの注意点。

馬って大きくてつぶらな瞳を持っていてとても可愛いですよね。その瞳からも伝わるように、すごく温厚で優しい動物なんです。日常生活で馬と触れ合う機会はあまりないと思いますが、最近では気軽にできる乗馬体験も人気が出てきて休みの日に家族連れやカップルで遊びにくる方が増えてきています。
馬がどんな性格なのか、また、どのように接したらいいのかを理解しておくことで、上手にコミュニケーションがとれ乗馬の際、より一層楽しむことができます。
近々乗馬をしてみようと思っている方はぜひこの記事を参考にしてください。

1.馬の性格

人と同じで個体によってもちろん性格に違いはありますが、基本的にとても穏やかで優しい動物です。身体は人間の何倍も大きいですが、見た目によらず実は結構臆病者だったりします。
乗馬用の馬はしっかりと調教されているので、意味も無く、人を噛むことはありません。また、扱い方を間違わなければ人を蹴ることもないので、非常に安全な動物と言えます。また、元々群れで暮らす動物なので社会性が強いです。

2.馬の生態

馬はとても頭がいいと言われています。人の言葉は話せなくても、優しく接してくれる相手はしっかりと記憶していて、一度信頼関係を築くことができれば豊かな表情を見せてくれるようになります。また人の顔を覚えるのが得意です。
視力は人の0.6倍とあまり良くないので、耳を使って周りの状況を把握しています。ですので、馬の近くでいきなり大きな音を出したり驚かせたりするのはやめましょう。超音波など人間には聞こえない音まで聞くことができるので、馬の耳はとても発達しています。馬は耳を動かすことによって感情表現をします。
視野はかなり広いので、350度辺りを見渡すことができます。草食動物なので肉食動物から逃げるために広角を捉えることのできる目になりました。
また馬は嗅覚が非常に発達しています。人を匂いで認識することができるので、一度仲良くなったら馬の方から嬉しそうに近寄ってきてくれます。
馬の睡眠時間は短く、1日3〜4時間しか眠っていないと言われています。立ったまま眠ることもあり、これは肉食動物から身を守るための本能的なものです。
馬は草食動物なので、主食は干し草ですが、ニンジン、トウモロコシやリンゴなど甘いものも好物です。初めて食べるものはまずは匂いを嗅ぎ、食べるか食べないかを判断します。胃が小さいので一回の食事で食べられる量は少ないです。

3.馬と仲良くなるには?

前述した通り、馬は臆病な動物です。いきなり触ってしまうと馬もびっくりして身を守るために暴れてしまう可能性があります。接するときは、声をかけながらゆっくり優しく身体を撫でてあげましょう。姿が見えると安心するので、正面や横から近づくようにし触れる前に存在を認識させることが大事です。馬に近づいたら鼻の近くに手を伸ばし自分の匂いを嗅がせてあげると、馬も安心します。ただ、目線よりも高い位置に手を持ってこられると警戒してしまうので、頭やおでこではなく鼻や頬を触ってあげるといいでしょう。馬は首を軽く叩かれると人間に褒められていると感じるので喜びます。
人間同士と同じで馬と人にも相性があります。一度乗ってみてなんとなく気持ちが通じていないと感じたときは馬を変えてみるのも一つの手です。
また、馬は自分にしてくれたことを覚えているので、ブラッシングや餌やりなども積極的に行いましょう。信頼関係を築くためにもスキンシップがとても大事なので、馬に乗るだけではなくその後のお手入れが大事な時間になってきます。
馬と長く接していると、喜んでいるのかストレスを感じているのか徐々にわかってくるようになります。動作には必ず意味があるので、少しずつ理解していきましょう。

4.馬と接するときの注意点

馬はお腹周りを触られることが嫌いです。少しでも嫌がっている素振りを見せてきたら、しつこく触るのは控えましょう。
耳で感情を表現するのですが、耳を後ろに伏せるような動作をするときは警戒しているサインです。このような動作に気づいたときはそれ以上近づくことはやめましょう。反対に耳をまっすぐ上に立てているときは、あなたに興味を持っているサインなので触っても嫌がられません。
脚力が非常に強いので、万が一後ろ足で蹴られたら大怪我をしかねません。馬の後ろにはむやみに立たないでください。
もう一つ気をつけなければいけないことは、馬自身に自分の方が偉いと思わせないことです。人間と馬の立場が逆になってしまうと、場合によっては乱暴な馬になってしまう危険性があります。仲良くなることは良いことですが、馬の方がリーダーにならないよう気をつけなければいけません。

5.最後に

いかがでしたか?馬の生態を知ることで、馬との関係性が築きやすくなります。次回乗馬にくる機会があれば、ぜひこの方法を使って馬とコミュニケーションをとってみてください。ただ馬に乗る経験だけではなく、馬と心を通わせる貴重な体験ができるでしょう。

乗馬体験はどんな服装をすればいいの?その疑問を徹底解明!

乗馬ってどんな服装ですればいいのかイメージつきますか?乗馬は何と無く敷居が高いイメージがあり、映画の中に出てくるカウボーイのようなオシャレな格好をしなくてはいけない、と思っている人も多いのではないでしょうか。
ですが、意外とみんなカジュアルな格好で乗馬体験に来ています。この記事では乗馬初心者の人でもそれっぽく着こなせる乗馬スタイルを紹介します。
どんな服を着たらいいのか分からないという方の参考になれば嬉しいです。

1.これを着ていけば間違いない!

1-1.大前提として汚れてもいい服

よっぽどのことがない限り落馬することはありませんが、馬に乗るときや降りるときに服が擦れたりする可能性があります。砂地での乗馬なので、足元も多少汚れるかもしれません。絶対に汚したくない服は避けましょう。

1-2.動きやすい長ズボンの格好で

スカートやショートパンツは論外です。必ず足首まで隠れる長ズボンを履いてください。デニムやチノパンだと間違いありません。ただ、ナイロン製の滑りやすいパンツやストレッチが効かないデニムジーンズは怪我をする恐れがあるのでやめましょう。
乗馬用に開発されたパンツを”キュロット”と言います。乗馬体験をしてこれからも続けていきたいと思ったら、キュロットの購入も考えてみてください。乗馬専用なので、ストレッチもしっかりと効いており、おしゃれなものも数多く発売されています。

1-3.トップスも基本は長袖がお勧め

襟付き、袖付きの動きやすいトップスをお勧めします。丈の長いトップスは、はためくと馬を驚かせてしまいますし、鞍に引っかかるので避けるか、ズボンの中にしまってください。夏場は風通しがいい吸水速乾性の高いものだと涼しいのでお勧めです。もちろんポロシャツでも構いませんが、暑さや日差しから守るために長袖を着ている人が多いです。長袖は暑すぎるという場合は、スポーツ用のアームカバーを併せてつけてもいいでしょう。
反対に冬の時期は、フードのついていないトップスを選んでください。乗馬中フードが邪魔になったり、馬にいたずらされる危険性があります。蛍光色は馬が驚いてしまうので、できるだけ避けましょう。

1-4.足元は動きやすいスニーカーで

乗馬と聞くと、ブーツをイメージする人が多いかもしれませんが、乗馬体験であればスニーカーで問題ありません。ただ、底が平たいものではなく、多少かかとがしっかりしているものがオススメです。平たいスニーカーだと足をかけるところにすっぽりと入ってしまい、万が一馬が暴れてしまったときに危険です。また、靴下は必ず履いてください。天城ホースビレッジでは装具レンタル一式にブーツも含まれています。

2.乗馬の基本アイテム

・ヘルメット
落馬の際、頭を守るためにヘルメットは必ず着用します。以前はベルベット調のものが主流でしたが、最近では軽量で安全性の高いスポーツタイプのヘルメットが増えてきています。
・手袋
乗馬中、手綱をしっかりと握らないといけないので、手袋はあったほうがいいです。内側に滑り止めがついているものだと尚良いです。乗馬体験であれば、100均に売っているような軍手でも十分役割を果たしてくれます。
・ボディプロテクター
このボディプロテクターは落馬時の衝撃から身体を守るために身につけるものです。初心者の乗馬体験ではスピードを出して走ることはそんなにないので必要ないですが、本格的に乗馬を始めようと思っている人は安全のために身につけておくと安心です。
※ヘルメット等、装具一式は現地でレンタル可能なので、自分たちで準備する必要はありません。

3.暑さ、雨対策はしっかりと

夏の時期は日差しが強いので、暑さ対策は必須です。炎天下での乗馬は想像以上に体力を奪われます。首の周りにタオルを巻いたり、帽子を被りましょう。また、水分補給はこまめにし、予備の飲み物も準備しておきましょう。天城ホースビレッジでは、レッスン中も馬上で水分補給を推奨しています。
万が一雨が降った時は、レインコートが必要です。ポンチョタイプのものでなく、セパレートのものだと動きやすいです。

4.乗馬には正装がある

乗馬体験ではそれほど服装について気にしなくてもいいのですが、実は乗馬には正装があります。公式の馬術大会に出場する際は、トップスは白いタイを巻いたシャツに乗馬専用のライディングジャケット、下はキュロットを履くことになっています。また、足元はブーツと決まっていて、皮製のものでないといけません。
稀に試合会場で服装の条件をクリアできず出場できないケースもあるようです。長髪女性の場合は、低い位置でシニヨンにしネットに入れるといった決まりまであります。乗馬は高貴なスポーツと呼ばれるだけあり、服装で競技に対する敬意をはかられるので、本格的に一式揃えるとなると決して安い趣味ではありません。

5.まとめ

乗馬体験は思っていたよりも気軽に挑戦できます。「なんだか敷居が高そう・・・」と思っているあなたは、ぜひ一度レッスンを覗いてみてください。子供から大人まで楽しく乗馬体験をしているので、自分にでもできそう、と自信がつくはずです。天城ホースビレッジは、1対1レッスンなので初心者でも安心して乗馬体験ができますよ!

乗馬はダイエット効果あり。楽しく痩せられる夢のようなスポーツ!

家電量販店でよく見かける乗馬マシン。健康器具として売り出されていることもあり、その効果が気になるところです。最近では乗馬を趣味として始める人が増えてきて、そのダイエット効果が話題になっています。
結論から言うと、乗馬はダイエットに効果があります。乗馬をすることで、一体どんなダイエット効果があるのか今回徹底解明していきます。
乗馬のダイエット効果が気になる人はぜひこの記事を読んでみてください。

1.乗馬は有酸素運動

乗馬は一度経験してみると分かるのですが、ジョギングや水泳と同じ有酸素運動で、かなり体力を使うスポーツです。ただ馬に乗っているだけのようですが、人は無意識に馬から落ちないように全身の筋肉を使っています。別にスピードを出す必要はなく、テンポよく歩くだけでも十分効果は期待できます。完全にお尻に体重をかけず、中腰で乗っている状態なので、特に下半身の筋肉を使っています。
有酸素運動は始めて15分経った頃から筋肉が燃え始めます。15分経過した頃から段々と身体が熱くなってくるのを感じるでしょう。乗馬は1ターン45分のことが多いので、運動時間的にはバッチリです。

2.ウォーキングより高いカロリー消費量

30分〜1時間の短時間の乗馬でも、気づいたらかなりの汗をかいています。いくつかのスポーツと乗馬の消費カロリーを比較してみます。

乗馬:46kcal
エアロビクス:42kcal
サイクリング:37lcal
ゴルフ:34kcal
ウォーキング:33kcal
ストレッチ:21kcal
ハイキング:11kcal
(※10分の消費カロリー)

上記のデータからもわかるように、乗馬の消費カロリーは他のスポーツに比べてとても高いです。
エアロビクスを1時間続けるのは想像するだけでも辛くありませんか?乗馬はそんなに運動している気がしないのに消費カロリーが高いので、無理なく続けられる夢のようなスポーツです。

3.上下運動で便秘を解消!

肥満の原因として便秘が挙げられます。特に女性は便秘になりやすく、下っ腹に悩んでいる人は少なくありません。腹筋が鍛えられてないと便秘になると言われていて、腹筋を鍛えることは便秘解消のためにもとても重要です。乗馬の上下運動でお腹周りが刺激され、腹筋もつくので便秘解消に繋がります。乗馬する前にたっぷりの水を飲むことでその効果を更に高めることができます。

4.インナーマッスルを自然と強化

乗馬は自然と腹筋を鍛えることができます。腹筋を鍛えることができれば、お腹周りがスッキリとし無駄な贅肉が落ちます。インナーマッスルは普段の生活ではなかなか使わない筋肉なのですが、馬にまたがることで刺激することができます。太ももは脂肪が落ちにくいと言われているので、脚やせをしたい女性の方にもってこいのダイエット法です。
乗馬は特に内側の筋肉を使うので、ガニ股矯正にもなり美脚を手に入れられます。脚の筋肉を使うと太くなるのではないかと心配する方もいるかもしれませんが、先ほど説明した通り乗馬は有酸素運動なので、脚が太くなることはありません。
普段から運動をしている人でも乗馬をした次の日に筋肉痛を起こすことがありますが、それは日常生活で使ってない部位の筋肉を使ったという証拠です。

5.股関節を柔軟にし、基礎代謝をアップ

関節が硬くなってしまうと、筋肉が動きにくくなり怪我をしやすくなるどころか、太りやすくなってしまいます。乗馬を続けていると、段々と股関節が柔らかくなってきます。乗馬中は太ももで馬の背中をしっかりと挟まなければいけないので、股関節を柔らかくするのに効果絶大です。できれば、乗馬前に股関節を中心に軽くストレッチすることをお勧めします。
股関節を柔らかくすることで、リンパの流れがよくなり、老廃物を排出しやすくなるなどメリットもたくさんあります。基礎代謝がアップするので直接的にダイエットに繋がります。

6.趣味感覚で続けられる

ダイエットで一番大事なのは継続することです。辛いダイエットだと人は3日で嫌になります。乗馬は趣味感覚で続けられるので、ダイエットなのに楽しんで取り組めるのがポイントです。運動音痴な人でもできるスポーツなので、乗馬の経験がなくても気軽に始められます。実際に身体が引き締まったと感じてくるのは、個人差はありますが45分を1セットとして30回目くらいです。身体を慣らすためにも最初のうちは短いスパンで乗ることをお勧めします。ダイエットをしよう、と意気込むのではなく、馬に会いに行こうと考えれば無理なく続けられるのではないでしょうか。

乗れば乗るほど上達していくのが自分自身で分かるので、モチベーションを高く維持することができます。乗馬を楽しんでいるうちに、気づいたら身体が引き締まっていた、という状態になれば最高ですね。もちろん向き不向きがあるので初心者の方はまずは乗馬体験をしてみることをお勧めします。

趣味を乗馬に!乗馬で得られる嬉しい3つの効果とホースセラピー

あなたは乗馬は敷居が高い高貴なスポーツだと思っていませんか?実は今、ただ楽しむためだけではなく、姿勢が良くなったり、肩こりが治ったりと嬉しい効果があるのでその効果のために乗馬をする人が増えています。
乗馬を続けることで人間の身体にたくさんのメリットがあることは研究で分かっています。また同時に、障害者に対しての新しい治療法としてホースセラピーも注目を集めています。
この記事では、乗馬をすることで一体どのような嬉しい効果があるのかを様々な観点から解説していきます。
これから乗馬を始めようか悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい記事になっています。

1.馬に乗ると姿勢がよくなる?

乗馬をしている人をイメージしてみてください。みんな背筋がすっと伸びていて、姿勢がいいですよね。乗馬をしていれば姿勢が良くなるというよりも、姿勢が良くないと乗馬ができないと言ったほうが正しいです。
猫背の状態で馬の上に乗るのは実は危険な行為で、重心が前にかかっているので馬の揺れが激しくなれば対応しきれなくなります。乗馬をする際は、重心を丁度真ん中に置かなければなりません。これを意識するだけで自然と体感が鍛えられ、背中に一本の棒が入ったように姿勢が美しくなります。
また猫背の改善のためには、筋肉をつけるのが手っ取り早いと言われています。正しい姿勢をとって5分間キープしてみて疲れるようであれば、普段の姿勢が間違っているということです。馬から落ちないように自然と身体全体でバランスを取ろうとするので、普段使わない筋肉を鍛えることができます。姿勢は1回乗馬をやった程度では治らないので、定期的に継続することが大切です。

2.体幹を鍛え、腰痛や肩こりを解消

肩を開いて遠くを見るのが乗馬の基本の形なので、歪みが原因の肩こりに効果があります。姿勢を正しく保つことで、内臓が正しい位置に戻り、リンパの流れや血流が良くなります。そうすると、身体の中に溜まっていた老廃物が体外に上手く排出されます。肩こりのみならず、首のこりや筋肉痛などの症状の緩和にも効果があります。老廃物を体内に溜め込むことが一番の毒なので、これは非常に嬉しい効果です。
また、腰回りや腹筋が鍛えられることで腰痛にも効くと言われています。

3.乗馬でストレス発散ができる

乗馬クラブは広大な土地が必要なので基本的に田舎の山奥にあります。都会の雑踏から離れ、緑に囲まれた場所で時間を過ごすことはストレス解消に繋がります。人が思っている以上に、動物と自然が人の身体に及ぼす力はすごいもの。乗馬は実際に馬に触れることができるので、人間よりも少し高い馬の体温に癒されるでしょう。緑の中で乗馬をすることで、対人恐怖症の人やうつ病の人の心のケアにも非常に役立つと言われています。
また、馬の目は驚くほど綺麗で見ているだけで癒されます。ついつい見とれてしまうほど、大きくてつぶらな瞳を持っています。よく見ると一頭一頭違う顔をしていて、お気に入りの馬を見つけると通いたくなる気持ちも分かります。馬はのんびりとした性格なので、一緒にいるだけで心も穏やかになります。時間がゆっくりと流れる感覚に陥るので、特に普段忙しい日常を送っている人は存分に肩の力を抜きましょう。
ちなみに天城ホースビレッジでは、会員限定の外乗イベントも行っており、伊豆の海を目の前に乗馬が可能です。海辺で乗馬ができる場所は珍しく、とても人気のイベントになっています。

4.ホースセラピー効果で情緒が安定

ホースセラピーは主に障害者の精神機能と運動機能を向上させることを目的としたリハビリです。
馬に乗ることだけがホースセラピーではありません。人は馬のみならず動物と触れ合うことでリラックス効果を期待できると言われています。ブラッシングをしたり、餌やりをすることで馬と交流することが大事です。馬は人間の言葉を話すことはできませんが、一体馬が何を求めているのか想像し世話をすることで、他人を思いやることが自然とできるようになります。
ホースセラピーをお勧めするのは決して障害者だけではなく、不登校や引きこもりの子供にもぜひ体験してもらいたいです。自分よりも大きい馬を自分の力で動かすことで、自然と自信につながります。また馬に乗ると目線が高くなるので、自分が大きくなった感覚になりのびのびとした気持ちになれます。
ホースセラピーで期待できる効果は以下の4つが挙げられます。
・意欲の向上
・自己肯定感、自信の向上
・体力筋力の向上、身体機能の回復
・孤独感の解消
身体の健康だけではなく、心の健康にも効果絶大なのです。

5.最後に

乗馬をすることで身体が喜ぶ様々な効果が得られることがわかりました。乗馬はただの趣味ではなく、心身ともに大きなメリットがある素晴らしいスポーツです。定期的に通うのもよし、乗馬体験で癒されに行くのもよし。非日常を感じられるいい機会なので、乗馬をしようか悩んでいる人は、ぜひ一度挑戦してみてください。

【初心者向け】乗馬時に気をつけたい3つのポイントと上達のコツ

「何も知識がなくても乗馬はできるの?」
「乗馬ってなんだかすごく難しそう・・・」

初めての乗馬体験はイメージがつきづらく本当に乗りこなせるのか不安ですよね。ですが、安心してください。乗馬体験にくる多くの人は初心者です。初めてでもマンツーマンレッスンで丁寧に教えるので問題ありませんが、予め知識を少しでも入れておくと上達が早く、より有意義な乗馬体験ができるでしょう。
この記事では乗馬時に気をつけたい3つのポイントと、上達のコツをお教えします。
乗馬体験前に不安になっている方、少しでも知識をつけておきたい方はぜひ最後まで読んでください。

1.騎乗感覚と騎乗姿勢を意識する

乗馬をするにあたって、運動神経はほとんど関係ありません。姿勢を正し、落馬しないように重心を中心に置いてバランスを取るように心がけてください。身体の重心が前にかかったり後ろにかかったりすると、馬が激しく動いた際に対応しきれなくなるので注意が必要です。馬の動きに合わせて自分の身体を動かすことで馬と一体になることができ上手に乗りこなせます。
乗馬時の正しい姿勢としていくつかのポイントがあります。
・真後ろから見て、騎乗者の体重が左右バランスよくかかっている
・横から見て頭、肩、お尻、かかとが一直線上にあり前後のバランスも整っている。
・目線は進む方向を見ている、視野が広い。
・肩の力を上手く抜いている
・胸を適度に開いている
等が挙げられます。これら全てを意識するのは最初は難しいかもしれませんが、続けていくうちに自然と身についてきます。反対に正しい姿勢で乗っていないと身体が痛くなったり、変な箇所が筋肉痛になったりと、身体からもサインが出るので改善しやすいです。

2.自分がリーダーだという自覚を持つ

騎乗者が自信なく馬に合図を送っていると、馬も賢いので自分が主導権を握ってやろうと傲慢な態度を示すことがあります。主導権を馬に持たせないよう、力強くかつ優しく馬をリードしましょう。何より自分で馬を操っているという感覚はとても楽しく自信にもつながります。
ただ、手綱を使って操作する際、言うことを聞かないからといって何度も強く引っ張らないでください。馬が動かないのは決して人の意思を無視しようとしているのではなく、騎乗者が馬の動きやすい状態を作っていないことが原因かもしれません。敏感な動物なので、基本的に軽く引っ張ってあげるだけできちんと言うことを聞いてくれます。
騎乗者がリラックスして乗馬していると、それは馬にも伝わります。身体の小さな動きや力の入りようで騎乗者の気持ちが手に取るようにわかってしまうのです。両者がリズムよく身体を同時に動かせたら一体感を感じることができるでしょう。

3.運動制限がある人は要相談

ただ馬に乗っているだけ、と思っている人は大間違い。乗馬は想像しているよりもハードな有酸素運動です。ですので、下記項目に当てはまる方は、もしかしたら乗馬ができないかもしれません。
・医師から運動をするなと言われている
・体調がすぐれない
・過去に痙攣発作を起こしたことがある
・アレルギー体質で、かぶれやすい
・呼吸困難になったことがある
・血圧異常、心臓疾患がある
上記以外のことでも運動をすることに対して不安が少しでもある場合は、予約時に必ずその旨を伝えてください。

4.上達のコツ

”軽速歩を制するものは乗馬を制す”とも言われているほど、軽速歩は大事です。軽速歩とは速歩の時に馬の上でリズムに合わせて上下に身体を揺らすことです。乗馬経験者ならわかると思いますが、馬が走ると思っていたよりも身体に反動を受けます。長時間乗っているとお尻が痛くなることが多いのですが、正しい方法で乗ることができればすごく楽になります。上手に軽速歩ができると人の身体への負担も減り、同時に馬の背中の筋肉を上手くほぐすことができるので、一石二鳥です。
初心者が軽速歩をする際に意識するべきことは、太もも内側の内転筋付近に支えを取り、バランスを保つということです。馬が速歩をしている最中に足元で踏ん張り、立とうとするとで上半身が後ろに置いて行かれるので、意識的に斜め前方に立つようにしましょう。その際に注意しなければならないのは、身体の重心は馬体の中心に保ったままにするということです。座るときは元の位置に丁寧に戻っていください。リズムが大事なので、頭の中で 「1,2,1,2・・・」と繰り返すとタイミングを取りやすいです。バランスやリズムを整えるのに大切なポイントは動きの中で一瞬でも体の力を完全に抜いて、馬の動きをよく感じ取り、自分の状態がどうなっているか感じ取ることです。軽速歩が上手になれば驚くほど成長するので、コツコツ頑張りましょう。
また、乗馬では身体の柔らかさとバランス感覚がとても重要です。基本的に大人よりも子供の方が身体が柔らかいので、乗馬の上達も早いと言われています。たった10分のストレッチでも地道に続けていると身体は柔らかくなっていきます。また、バランスボールの上に乗ってバランス感覚を鍛える訓練もお勧めです。

5.最後に

いかがでしたか?乗馬前に基本的なルールを押さえておけば、初心者でも十分に楽しむことができます。何となく敷居が高いイメージがある乗馬ですが、奥が深いので一度やってみると案外ハマるかもしれません。健康にもいいので新しい趣味として始めてみてはいかがでしょうか。