コラム

初心者に必要な乗馬用品とは?基本的な人装品と馬装品について解説!

初心者に必要な乗馬用品とは?基本的な人装品と馬装品について解説!

これから乗馬をはじめるにあたって気になることとして、どのような乗馬用品があり、初心者は何からそろえていけばいいかということが挙げられます。安全・快適に乗馬をおこなうには、乗馬の技術も大切ですが、乗馬用品がしっかりそろっていないことには実現できません。

本記事では、人と馬、それぞれに必要な乗馬用品について紹介します。事前に乗馬用品の知識を得ておくことで、初回の乗馬レッスンもスムーズに進むでしょう。

乗馬とは

一般的に、乗馬クラブでの乗馬とは、趣味や余暇を楽しむことなどを目的とし、馬に乗ることです。乗馬用品には人が身に着ける「人装品」と、馬が身に着ける「馬装品」があり、どちらも馬に扶助(合図)を出したり、馬とのコミュニケーションを図ったりする上で必要不可欠です。

乗馬は一見すると優雅で運動量も少なそうですが、実際は消費カロリーが多い有酸素運動で、とくに腰回りのインナーマッスルが鍛えられ、姿勢改善に効果があります。

馬の種類は大きくわけて、軽種馬・重種馬・中半血種・日本在来種・ポニーなどがありますが、軽種馬や中半血種のうち、温厚で扱いやすい種が、乗馬用の馬として活躍しています。 

初心者がそろえるべき人装品

乗馬を楽しむためには、乗馬専用のものを身に着けることが大切です。以下に紹介する人装品は、どれも安全や乗馬技術にも関わるアイテムばかりですので、自分のサイズに合ったものをしっかりそろえましょう。

ヘルメット

ヘルメットは、安全面からも乗馬用のものを着用しましょう。ヘルメットを選ぶ際には、まず頭のサイズを調べておき、購入先では丈夫さ・通気性・軽さ・かぶり心地などをチェックしてください。ダイヤルやアジャスターで3方向のサイズ調整ができるタイプは、頭の高さや前後左右の幅をほどよくフィットさせることができます。インナーパッドを取り外せるタイプは、洗濯ができて衛生的です。

エアバッグベスト

落馬の衝撃から体を守るために着用するのが、エアバッグベストです。鞍につないだ伸縮ワイヤーが外れた瞬間、ベストに内蔵されたカートリッジボンベが作動し、首・胸・脇・背中・腰・お尻などをカバーするエアバッグが膨らむ仕組みです。乗馬用の馬の体高は140~170cm程度あり、その高さから落馬することを考えれば、着用義務の有無に関わらず、エアバッグベストを着用しておくべきでしょう。
天城ホースビレッジではレンタル装具一式の中にエアバッグベストも含まれています。

グローブ

乗馬の際は、手綱と人差し指や薬指あたりに、断続的な摩擦が生じます。そのため、乗馬用のグローブでないと、擦れた部分にすぐ穴が開いてしまうのです。

また、騎乗中は馬の口から伝わる微妙な動きを、ハミ(馬の口に装着する金属製の道具)から手綱を通じ、グローブで感じ取る必要があります。このとき、手綱を強く握りしめていては、その動きを感じ取れません。グローブにグリップ力があれば、手に力を入れることなくしっかり手綱を保持したまま、馬の繊細な動きも感じ取ることができます。このように、耐摩耗性やグリップ力に優れているのが、乗馬用のグローブです。

キュロット

乗馬用のズボンがキュロットで、耐久性や伸縮性がありフィット感にも優れています。フルグリップタイプは、お尻や太ももから膝の内側部分にグリップが付いており、立ったり座ったりなど鞍の上での動作や姿勢をサポートしてくれます。このタイプは初心者にもオススメです。ニーグリップタイプは、膝の内側のみにグリップが付いており、障害馬術用です。

ブーツ

長靴(ちょうか)を履くか、ショートブーツとチャップスを組み合わせて履くかのいずれかの状態で乗馬します。これらを選ぶ際に重要なのが、フィット感です。長靴のブーツ部分は、底面のサイズ・足の甲の高さや幅などを、筒部分は、丈の長さやふくらはぎ周りのフィット感をチェックしましょう。

少しだけ余裕があるサイズが理想ですが、大きすぎると、脚(きゃく・騎手の膝より下の部分)で馬にさまざまな扶助を出すときに、繊細な力加減がしにくいでしょう。チャップスは膝下から足首までをガードする巻き革で、ショートブーツの上に装着します。
天城ホースビレッジのレンタル装具はショーブーツとチャップスを用意しています。

基本的な馬装品

馬に装着する馬装品は、馬に扶助を出すためだけでなく、人と馬の安全性も高める役割があります。馬装品(馬具)を取り付けることを「馬装する」といいますが、馬装するにはその馬の特徴や個性、痛がっていないかなどを見極める必要があり、ある程度の経験やコツが必要です。

鞍(くら)・ゼッケン・腹帯

鞍は、馬の背中に乗せる馬装品で、簡単にいうと、馬に乗るための脱着式の椅子です。鞍を装着することで、騎乗中のバランスがとりやすくなり、人と馬の安全性も確保できます。足を置く部分は、鞍の左右に吊り下げてある鐙(あぶみ)です。

ゼッケンは、鞍の下に敷くマットのことで、馬への負担を減らし、鞍を安定させる役割があります。それら鞍とマットを固定するベルトが腹帯です。腹帯を締める際、馬が嫌がる場合もあるので、ゆっくり締めるなど調整や経験が必要です。

ハミ・手綱・頭絡(とうらく)

馬は、人間の奥歯にあたる部分に歯が生えません。その空いた部分にハミをくわえさせます。ハミの左右に付いた2つのハミ環を通してつながっているのが、頭絡と手綱です。
奥歯にあたる部分に歯が生えないのではなく奥歯は人間と同じ数だけ存在します。正しくは馬は面長なため奥歯と犬歯の間に歯の無い空間が存在していて、その部分にハミをくわえています。
頭絡は馬の頭から顔の部分にかけて装着される細い革ベルトで、ハミが馬の口の中で適切な位置を維持できるよう、長さが調節されています。騎手は手綱を通して、馬に方向転換や停止の扶助を出し、それがハミを介して馬の口に伝わります。

まとめ

乗馬用品には、人装品と馬装品があり、これらに求められるのが、フィット感・安全性・耐久性・適切な長さや位置などです。初心者がそろえるべき人装品には、ヘルメット・エアバッグベスト・グローブ・キュロット・ブーツなどがあります。また知っておくべき基本的な馬装品には、鞍・ゼッケン・腹帯・ハミ・手綱・頭絡などがあり、馬が不快にならないよう、それぞれの馬に合わせた馬装が必要です。

「天城ホースビレッジ」は、静岡県賀茂郡にある乗馬クラブです。「日本一敷居の低い乗馬クラブ」をコンセプトとし、ビジター料金で、子どもからベテランまで、それぞれのレベルに応じたマンツーマンの乗馬レッスンを提供しております。ハンディキャップをお持ちの方もぜひご参加(←ご相談)ください。

乗馬体験では、ヘルメット・グローブ・ボディプロテクター・ブーツなど乗馬に必要な装具はレンタルできますので、動きやすく汚れてもよい長袖やデニムやチノパンなどの長ズボンをご用意ください。
ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

また、乗馬レッスンの後は、カフェ・クラブハウス・温泉施設などでくつろげますし、素泊まりもしていただけます。乗馬に興味があれば、お気軽にお問い合わせください。

乗馬における扶助とは?馬に自分の意思を上手に伝える方法を解説

乗馬における扶助とは?馬に自分の意思を上手に伝える方法を解説

乗馬を楽しむための基本となるのが、扶助(ふじょ)です。扶助というのは、馬に騎乗者の意思を伝えるための動きや合図のことを指します。馬と心を通わせて乗馬を楽しむためには、扶助について知り、馬への理解を深めることが欠かせません。そこで今回は、扶助の種類や効果的な使い方についてご紹介します。

乗馬における扶助とは?

ここでは、乗馬における扶助について、その意味や種類などを解説します。

扶助の本来の意味

扶助というのは、騎乗者の意思を馬に伝えるためにおこなうものです。英語では「aid」という言葉が使われており、支援・支持という意味があります。つまり、命令や指示という意味ではなく、騎乗者の意思を馬が理解するのを助けたり支援したりするものといえるでしょう。

扶助を出すタイミング

扶助を出すタイミングとして最適なのは、馬が要求を受け入れられる状態にあるときです。つまり、興奮状態や、集中力が切れている状態、不安やパニックを起こしている状態のときに扶助を出しても、効果を得ることが難しくなります。また、扶助を出して、馬の反応があれば、その時点で扶助を出すのをすぐにやめるようにしましょう。

扶助の種類

扶助の中でも代表的なものは、脚を使って馬に意思を伝える脚扶助ですが、そのほかにも拳・坐骨・副扶助などが挙げられます。脚扶助とは、ふくらはぎで馬の腹の部分を圧迫し、前進の指示を伝えるものです。

さらに、拳というのは手綱使って左右に曲がったり、一時停止したりという指示を伝える方法です。坐骨扶助というのは、坐骨で鞍に与える体重をコントロールするやり方です。体重を左右に移動させて旋回を促したり、坐骨に体重をかけて前進の指示を与えたりすることが可能です。

座骨扶助という表現は誤解を生みますので訂正させて頂きます。騎座扶助と表現してほしいです。座骨は接点が点ですが騎座は鞍に接する膝から内転筋、鼠径部、座骨を含めたシートに触れる面全体を指します。座骨の頂点一点に負重してしまうと重心の移動もバランスの変化も加えることが出来ません。騎座全体に均等に負重したり前方に負重したり後方に負重したり左右にバランスを切り替えることで、合図によって馬が動こうとする動きを助けることになります。前方騎座は馬が前方に移動することを助けます。後方への負重は馬が後方へ移ろうとすることを助けます。左後方、右後方の重心転移は馬の方向転換を助けます。上下方向は馬の弾発的な動きを助けることになります。

拳や脚の扶助と騎座の扶助が一致すれば馬は騎乗者の意思を理解することが出来ますが、あべこべの不一致な扶助を送ると馬は混乱します。例えば拳を強く引いて馬を止めようとしているのに、強く引いた腕の力で上体が前方にバランスを崩し、前方騎座になってしまう場合は、馬は口への痛みと騎乗者の重みが前方にかぶさってくることで、さらに興奮して加速していきます。拳・脚・副扶助と騎座の重心転移による扶助が一致することが重要です。天城ホースビレッジではこのような原理原則を理解しやすく丁寧に何度でも説明と実践を踏まえてレッスンを行います。

副扶助の種類

副扶助とは、扶助を手助けするために使用する舌鼓や音声、ムチ、拍車などを指します。舌鼓とは、舌を使って音を発することで、馬の注意をひく方法です。「オーラオーラ」などと声をかける音声は、馬の気持ちを静めるときに使用されます。

ムチは、肩部分や馬の大腿部にムチをあてることで、扶助をさらに強化するための扶助方法です。拍車は、騎乗者の靴に装着されるもので、脚扶助を強化するという目的があります。

間違った扶助

馬にとってしっかりと意思が伝わらないものは、扶助とは呼べません。たとえば、絶え間なくかかとで蹴る、激しく手綱を動かす、強い力でムチを叩く、怒鳴る、馬を驚かせるなどは、すべて間違った扶助です。

脚扶助を効果的に使用しよう

扶助の中でも、もっとも馬に意思を伝えやすいのが、脚で伝える方法です。ここでは脚扶助に注目して、その種類や使い方をご紹介します。

脚扶助の種類

脚扶助と一口にいっても、さまざまな種類があり、馬の状態や反応に合わせて使いわける必要があります。たとえば、反応がよい馬の場合には、ふくらはぎで圧迫することで指示が伝わります。馬の腹にふくらはぎをつけ、脚でお腹を内側に押し込むようなイメージでおこないましょう。馬によって反応が異なるため、必ず弱めの圧迫からはじめるようにしてください。

ふくらはぎで圧迫しても反応がない場合には、かかとを上にあげたり、かかとで蹴ったりという方法を使用します。かかとを上にあげるというのは、かかとを少しだけ上にあげて、馬の腹を刺激する方法です。かかとで蹴る場合には、つま先を外側に向けて、かかとを馬の腹にあてます。強い指示になるため、様子をみながら使用することが大切です。

扶助や合図というと、力を加えた時に反応してくれないと、伝わっていないと感じてしまいますが、馬の気持ちになって考えてみましょう。入力された瞬間は馬体にプレッシャーやストレスがかかります。この時は「動け!反応しろ!」と言われていることはわかっていても、実際は動きにくいし反応しにくい瞬間です。

また、動きに現れるまでタイムラグがあるのも理解できると思います。扶助を使うときに大切なのは入力のあとの脱力です。プレッシャー&リリースと言う言葉もありますが、入力と脱力をセットで使い、力の落差をはっきりとすることで馬が感じて反応するまでの一連の動作を助けることになります。ですから入力の時期は伝える時期。脱力の時期は馬と一緒に動く時期(馬の動きについて行く、邪魔をしないようにする)と理解してください。

騎乗者目線の話ををすると、入力しているときは体中に力みが生じて柔らかい動きが出来ませんし、馬の様子を感じ取る余裕もありません。入力した直後に脱力する習慣がついていると馬がどのような反応をしているか、自分がどのような状態になっているかを騎乗者自身が感じ取ることができます。

この、騎乗者自身が感じ取るということが重要で感じ取れる人は自分で修正できますが感じ取る余裕がない人は指導員等に指摘を受けても実感することが出来ません。
ですから、一歩一歩の中で完全に脱力する瞬間をほんの一瞬作れるように意識すると急激に上達することが可能です。

脚扶助をおこなう位置

脚扶助をおこなう上で重要になるのが、その位置についてです。なぜなら、馬の腹といっても広範囲であり、刺激を与える場所によって反応が異なるからです。基本的の位置としては、腹帯の少し後ろを目安にするとよいでしょう。

前進の合図を出したい場合には腹帯の少し後ろ、駈歩の合図を出したい場合にはさらに後ろ、後退の合図を出したい場合にはもっと後ろというように、指示の内容によって指示を出す位置を変える必要があります。

脚扶助のメリット・デメリット

馬の脚扶助には、馬の前に進もうとする気持ちを高める効果があるため、より走ろうという精神状態に持っていきやすくなるというメリットがあります。一方で、脚扶助を使用しすぎると、馬が緊張したり不安になったりするため、ペースを崩してしまう可能性もあります。

また、馬のテンションが上がりすぎてしまった場合には、騎乗者の指示を聞くことができない状態になってしまうこともあるでしょう。合図の強さを細かく調整して、扶助を出しすぎないことも大切です。

まとめ

今回は、乗馬の基礎ともいえる扶助について、その種類ややり方をご紹介しました。馬と心を通わせるためには、それぞれの扶助を組み合わせながら、効果的に指示を伝えることが大切です。馬の様子や反応を注意深く観察しながら、その馬の性格や傾向を理解できるよう努めましょう。

静岡県賀茂郡にあります「天城ホースビレッジ」では、ビジターの方でも気軽に乗馬を楽しんでいただくことができます。マンツーマンのレッスンなので、馬の様子や騎乗者の経験値に合わせた扶助の方法を丁寧に指導いたします。本格的に乗馬をはじめてみたい方も、旅先で思い出づくりをしたいという方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬には年齢制限があるって本当?体重制限についても解説!

乗馬には年齢制限があるって本当?体重制限についても解説!

子どもと一緒に乗馬を楽しみたい、または定年後に新しい趣味として乗馬をはじめたいという場合に気になるのが、年齢制限についてではないでしょうか。実は、乗馬の年齢制限というのはきっちりと定められているわけではなく、体力や体調などが大きく考慮されます。今回は、乗馬クラブで設けられていることの多い年齢と体重の制限についてご紹介します。

乗馬の年齢制限は何歳?

乗馬の年齢制限は、何歳から何歳までと決まっているものなのでしょうか。ここでは、乗馬と年齢の関係についてご紹介します。

子どもは何歳からはじめられる?

乗馬クラブでは、大体小学1年生から受け付けているところが多くなっています。場合によっては、3歳や5歳からはじめられるクラブもあるようです。馬を手綱でコントロールするためには、ある程度の力が必要になるため、年齢だけでなく体力を考慮してはじめるのがオススメです。また、保護者と一緒であれば、首のすわっている赤ちゃんと一緒に乗馬を体験できるところもあります。

シニアは何歳まで挑戦できる?

趣味として乗馬をはじめるのには、遅すぎるということはありません。最近では、50代で新しい趣味として乗馬をはじめる人も増えています。また、リタイア後の60代からはじめる人も少なくありません。長く続けている方の中には、70代の方もいらっしゃいます。

とはいえ、ケガや落馬などのリスクは、若いときに比べて高まります。そのため、シニア世代の方が初めて乗馬をはじめる場合には、より丁寧な指導が必要です。シニア向けの乗馬クラブを選んだり、マンツーマンのレッスンを選んだりするのがオススメです。

子どもにもシニア世代にも乗馬がオススメの理由とは

ここでは、子どもにもシニア世代にも乗馬がオススメの理由についてご紹介します。

子どもに乗馬がオススメの理由

乗馬では、身体的な成長と精神的な成長が期待できます。身体的成長の中でも、とくに大きいのが、体幹を鍛えられるというメリットです。乗馬というと馬に乗っているだけというイメージが強いのですが、バランスをしっかりと保つ必要があるため、姿勢をよくしたり、体幹を鍛えたりすることが可能です。

また、馬との関わりの中で、馬の気持ちを思いやったり、馬の様子を理解したりすることを学ぶことができます。社会性や思いやりの心を育てるのにもぴったりです。

シニア世代に乗馬がオススメの理由

ロンドンオリンピックでは、法華津氏が71歳で出場したことからもわかるように、乗馬はシニア世代の人でも競技可能なスポーツです。乗馬をするときは、肩をしっかりと開いて遠くを見るのが基本なので、姿勢をしっかりと保ちながら体幹を鍛えることができます。正しい姿勢を身につけて肩こりを改善したり、腰回りの筋肉を鍛えて腰痛を改善したりという効果も期待できるでしょう。

また、乗馬クラブでは、同世代の仲間はもちろん、さまざまな年齢層の仲間との出会いが待っています。仕事も一段落し、新しいコミュニティで趣味を見つけたいという方に最適です。

乗馬には年齢制限ではなく体重制限がある?

乗馬には、年齢制限だけでなく、体重制限が設けられている場合もあります。事前に問い合わせて、確認しておきましょう。

体重制限について

体重制限については、各乗馬クラブでそれぞれの制限が決められていますので、一概にはいえませんが、基本的には馬の体重の20%から30%であれば問題ないとされています。

馬の体重は、その種類によって異なり、競走馬・乗馬に向いているのはサラブレッドという馬で、400kgから500kgです。馬の安全や福祉について考慮すると、体重に鞍や腹帯などの馬具を加えたすべての負担が、馬の30%に収まることが目安とされています。

また、初心者の場合には、力を上手に抜くことができずに馬の負担になってしまいます。このように、体重だけでなく、総合的な馬への負担を考慮することが大切です。

事前に乗馬クラブに確認しよう

乗馬クラブで体重制限を設けているところは、70kgから100kgとそれぞれに幅があります。また、場合によっては、男性は80kg、女性は70kgというように、性別で異なる体重制限を設定しているところもあるようです。これらの違いは、その乗馬クラブの馬の体重や状態によるものです。

乗馬をはじめてみたいけれど、公式HPに体重制限に関する記載がなく不安だという場合には、電話やメールで個別に問い合わせてみましょう。

軽いほうがいい?重いほうがいい?

競馬のジョッキーは、小柄な方が多いことから、乗馬のためには体重は軽ければ軽いほうがいいというイメージをおもちの方も多いのではないでしょうか。実は、乗馬用の馬は競走馬と違い、骨の成長が止まる6歳を超えているため、ジョッキーほど体重に神経質になる必要はありません。とはいえ、体重が重すぎると、馬に負担がかかってしまうだけでなく、騎乗している人にとっても体力的負荷がかかります。

しかし、障害馬術などの馬を弾ませる競技では、ある程度体重がある方が足に力が入りやすく有利に働くこともあります。体重については、あまり気にしすぎることなく、自分にあった馬がいるかどうか、問い合わせてみましょう。

まとめ

今回は、乗馬の年齢制限や体重制限についてご紹介しました。乗馬は、一人で手綱を動かせるようになる小学1年生くらいから70代の方まで、幅広い年代の方が楽しめるスポーツです。気になる体重制限にも、馬によって幅がありますので、ぜひ乗馬クラブに問い合わせてみましょう。

静岡県賀茂郡にあります「天城ホースビレッジ」では、初心者からベテランまで、さまざまなレベルに合わせたマンツーマンレッスンをおこなっております。初心者の方のレッスンでは、まずは不安定さからくる不安をなくすことを目指します。ビジター料金でどなたでも気軽にご利用いただけますので、ぜひお問い合わせください。

天城ホースビレッジでは引馬は、お子様が怖がらなければ1歳程度から親子で2人乗りが可能です。一人で座れるようになれば3歳程度から引馬や写真撮影も可能です。レッスンは未就学児から小学校低学年は20分程度のショートレッスンで楽しい時間をすごして頂きます。

小学校高学年からは大人と同じ内容のマンツーマンレッスン45分またはペアレッスンを提供しています。高齢の方もマンツーマンレッスンであればその方に合わせたレッスンを提供できますのでご本人のやる気と馬に跨る体力があれば何歳でも指導させて頂きます。

ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

初心者の壁!乗馬が難しい・・・そんな悩みを解決する方法とは?

初心者の壁!乗馬が難しい・・・そんな悩みを解決する方法とは?

乗馬をはじめたての頃は、すべてが新鮮で楽しいことばかりです。馬に乗るだけでもワクワクな気持ちでいっぱいでしたが、慣れてくると次々に覚えることが増えてきます。そうなると途端にできないことがでてくるので、難しさを感じることもあるでしょう。悩みが解決できず挫折してしまうことも少なくなく、乗馬初心者がぶつかる壁のひとつです。

こちらの記事では、難しいと感じる理由とその解決法を紹介していきます。初心者を抜け出したからこそぶつかる壁もあり、それを乗りこえるためにも、ぜひ最後までお付き合いください。

乗馬が難しいと思うとき、まずは乗馬を休みましょう

乗馬が難しいと思うのは、当然なことです。言葉が通じない相手なので、思い通りにいかず焦りやストレスを感じ、ときには乗馬が嫌になってしまうこともあるでしょう。そういうときにただ乗馬を続けても解決はできないので、思い切って乗馬を休んでみましょう。なぜなら、やみくもに乗馬を続けても決して上達はできません。まずは原因を考えることに専念しましょう。

天城ホースビレッジでは、上達の壁にぶつかって挫折の危機に直面している方を一人でも多く救済したいと考えております。せっかく始めた乗馬が嫌いになってしまわないように、ビジターのお客様でも一人ずつマンツーマンで丁寧に問題解決に向けてサポートしております。多くの方が、基本的なポジション・バランスをじっくりと見直す事でスランプから脱出していらっしゃいます。

乗馬が難しいと感じる、主な3つの原因

難しいと感じたまま乗馬を続けていると、いつか嫌になってしまい辞める原因になってしまうかもしれません。「乗馬が難しい」と感じたのはいつなのか?それがわかれば解決できる可能性も高いので、まずは冷静になって考えてみましょう。ここでは、乗馬初心者が難しいと感じる3つの原因を解説していきます。自分の悩みに近いものがあるかもしれません。ひとつずつ見ていきましょう。

馬がいうことを聞いてくれない

自分がだした指示を聞いてくれず、勝手に歩きまわったり動かなかったり、「まわりの馬はそんなことないのに!」と困ってしまうことがでてきます。誰でも一度は通る道ですが、ここで馬の扱いに難しさを感じる人も少なくありません。

どうしてもできないことがある

最初は馬に乗るだけで満足していましたが、慣れてくると、多くのことを学びます。なかにはうまくいかず、どうしてもできないこともでてくるでしょう。そのときに乗馬が難しいと感じ、嫌になってしまう原因となっています。

何度も同じことを聞いてしまう

レッスンを受けていて、わからないことを聞くのは当たり前のことです。それが一度や二度ではなく、何度も聞いてしまうと「前にも聞いたのになんでわからないんだろう」と考えてしまうでしょう。それが原因で「理解できない自分はダメなんだな」と悪い方に考えてしまい、乗馬が嫌になってしまうことも考えられます。
自分が上達できないのは自分だけのせいではない可能性もあります。天城ホースビレッジではお客様が上達できないのは指導する側にも問題があると考えるようにしております。ですから何度でも安心して質問してください。

次のステップに進めない

「次のステップに移れず同じことばかりで飽きた・・・」こんな経験をしている方もいるでしょう。同じことの繰り返しで次に進めないと上達を感じられず、乗馬が楽しくないと思ってしまいます。楽しくないことを続けられるほど人は我慢強くなく、嫌になってしまうのも無理はありません。基本を見直す事ですぐに次のステップに薦めるようになりますのでご安心ください。

難しいと感じた原因の対処法

次に、難しいと感じた原因の解決方法を解説していきます。

馬がいうことを聞いてくれない場合

馬が言うことを聞いてくれない場合は、馬の状態を見てあげましょう。馬も生き物なので感情があり、気分もその日によって違います。馬は騎乗している人間をしっかりと見ています。馬の気持ちや状態を感じて指示だしをすることで、馬も応えてくれるでしょう。そのためにも、騎乗前後のお手入れや声かけ・スキンシップなどのコミュニケーションをとることが重要になってきます。

どうしてもできないことがある場合

どうしてもできないことがあるときは、間違った方法でやっている可能性があります。乗馬にも正しい知識が必要なので、まずは学ぶことをやってみましょう。オススメのが、自分の乗馬を撮影する方法です。自分を客観的に見ることで、フォームのチェックや気づかなかった改善点を見つけられるでしょう。

天城ホースビレッジでは騎乗中の撮影を推奨しております。スマホ用のスタンドも常設しておりますので是非ご利用ください。

何度も同じことを聞いてしまう場合

何度も同じことを聞いてしまうのは、自分が悪いのではなく、インストラクターが原因かもしれません。理解しにくい言葉で説明を受けていたのでは、いつまでも結果は同じです。まずは別のインストラクターに相談をしてみましょう。同じレッスン仲間に聞いてみるのも、解決の糸口がつかめるかもしれません。

次のステップに進めない場合

同じことの繰り返しは、退屈に感じてしまうかもしれませんが、それだけインストラクターも慎重に見極めていると考えましょう。次に進みたいという自分の気持ちは、インストラクターもわかっています。しかし、中途半端な状態で先に進んでしまうと、取り返しのつかない事故が起きてしまうかもしれません。次のステップに進めないのは、自分が決してできていないからではありません。そこだけは覚えておきましょう。

まとめ

乗馬が難しいと感じるのは当たり前のことで、初心者のうちは嫌になってしまうこともあるでしょう。そんなときはやみくもに乗馬を続けるのではなく、一度乗ることを休み、原因を探ることが重要です。難しいと感じるのは人によってさまざまですが、どれもが解決できることばかりです。自分を責めず、見つめ直してみましょう。
天城ホースビレッジではスムーズ上達できるに越したことはありませんが、そうとも限りませんので上達の過程を楽しむレッスンを提供できるよう配慮しております。

「天城ホースビレッジ」では、つまずいている方や伸び悩みを感じている方がさらに上達できるよう、丁寧にしっかりとした指導をおこなっています。乗馬が難しいと感じている方は、遠慮なくインストラクター・スタッフまでご相談ください。お悩みが解消できるよう全力でサポートいたします。
ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬の体重制限はどれくらい?目安となる体重や制限する理由を解説

乗馬の体重制限はどれくらい?目安となる体重や制限する理由を解説

アウトドアなレジャーでは、安全のために身長や体重、年齢などに制限が設けられています。馬に乗って楽しむ「乗馬」においても同様です。とくに乗馬では、体重に制限が設けられている場合が多く見られます。

本記事では、具体的な体重制限の数字や体重制限を設ける理由などについて解説していきます。「乗馬に挑戦したいけれど、体重が理由で挑戦できない」という方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

乗馬における体重制限は?

多くの乗馬クラブでは、乗馬する方の体重に、ある程度制限が設けられています。体重が軽い分には問題ありませんが、重すぎると馬に負担がかかってしまうことが理由です。多くの乗馬クラブでは、体重の上限を80~100kg程度に設定しています。クラブごとに制限体重は微妙に異なるため、不安な方は事前にホームページなどを確認しておきましょう。

理想は馬の体重の10%

馬から最大限のパフォーマンスを引き出すために、騎乗する人間の体重が、馬の体重の10%未満であることが理想だといわれています。たとえば、500kgの馬である場合、騎乗する人間の体重は、馬具をあわせて50kg未満でなければなりません。

ただし、騎乗するために必要な鞍や腹帯などの馬具にもかなりの重量があります。たとえば、鞍の重さはおよそ5kgです。500kgの馬に乗る場合、人間自体の体重は少なくとも45kg未満まで落とさなければならないでしょう。ここまで体重が軽い方は、かなり限られてしまいます。

そのため、馬具を合わせて馬の体重の10%という数字は、あくまで理想的な基準だといわれているのです。実際には馬の負担になりにくい15~20%くらいが、騎乗における適切な体重として判断されています。

30%以上は馬の負担に

騎乗する人間の体重が馬の体重の20%を超えると、馬への負担がかなり厳しくなっていきます。25%を超えると目に見えて馬の息が上がり、心拍数も上昇していきます。馬の安全や福祉を考慮すると、馬具を含めて、20%以下が適当だといえるでしょう。

騎乗する人間の体重が馬具をあわせて30%を超えてしまうと、馬の背中や足を痛める原因となります。一時間未満の乗馬体験であっても、自分の体重の30%以上の人間を乗せ続けることは、馬にとって大きな負担です。馬の健康な生活を守るために、乗馬クラブや牧場では制限体重が定められているのです。

小柄な選手が多く見られる競馬とは異なり、乗馬の場合は小柄で軽ければ有利というわけではありません。体重が重いことで馬をスムーズに動かせたり、馬を弾ませやすくなったりといったメリットもあります。自分の体重に合わせて、適切な馬に騎乗しましょう。

馬の種類ごとに違いも

馬は種類によって、大きさや体重がかなり異なります。「重種」といわれる体重が800kg以上の馬から、小柄なポニーまでさまざまな種類がいます。それぞれの種類や体格に合わせて、騎乗できる人間の体重も変化するのです。重種の馬であれば、100kgの人間でも騎乗が可能でしょう。サラブレッドなどの「軽種」といわれる種類の馬も筋肉がしっかりしついているため、体重が重めの方でもしっかり支えられます。

一方、体の小さなポニーは子どもさえ騎乗できない品種もあります。ポニーなどの小さな馬を中心に飼育する牧場では、体重を理由に断られる可能性も高いといえるでしょう。体重制限が不安だという方は、幅広い品種を飼育していたり、大きい馬を中心に飼育していたりしている牧場、乗馬クラブを選んでみてください。飼育している品種や具体的な体重制限については、乗馬クラブのホームページで確認が可能です。

小さな子どもは身長と年齢に制限がかかることも

小さな子どもが乗馬をする場合には、体重ではなく、身長や年齢で制限される可能性があります。乗馬における身長・年齢制限とは、長身の方や高齢者の方を制限するものではありません。小さな子どもが安全に乗馬を楽しむために設定されているものです。500kg前後もある体重に強靭な脚力をもつ馬は、扱いを間違えると、大きな事故に直結してしまいます。

まだ体や心が育っていない子どもが1人で馬に乗ることは、とても危険です。目安として、身長125㎝未満・年齢6歳未満(未就学児)の子どもが、制限の対象となります。「小さい子どもに乗馬を体験させたい」という方は、事前に問い合わせて、身長・年齢の制限を確認しておきましょう。また、親子で一緒に乗馬を楽しめる施設を探すこともオススメです。天城ホースビレッジでは小さなお子様にはレッスンではなく楽しく馬上で過ごすことを目的として指導しています。

まとめ

サラブレットをはじめとした乗馬クラブで飼育されている馬は、ある程度の重さに耐えられる強靭な足腰をもっています。競馬の選手として活躍したい場合を除けば、体重が制限されるということもほとんどないでしょう。ただ、体重が重いと騎乗する方の体にも負担がかかることがあります。「体重が気になる」という方はこの機会に、乗馬を通じてダイエットに挑戦してみてもいいでしょう。

「天城ホースビレッジ」では、基本的に体重80kg未満でのご利用をお願いしております。スタッフが馬を操作する「引き馬」であれば、90kg未満まで騎乗可能です。体重制限に不安があるという方は、お気軽にご相談ください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬を体験する前に押さえてきたい情報を解説!主な種類や注意事項について

乗馬を体験する前に押さえてきたい情報を解説!主な種類や注意事項について

「乗馬」と聞くと、動物園や牧場などで体験する乗馬をイメージする方が多くいらっしゃるでしょう。乗馬は、小さな子どもから大人まで楽しめるアウトドアレジャーです。今回は、乗馬体験の主な種類や安全に乗馬体験をおこなうためのポイントを解説していきます。「乗馬に挑戦してみたい」という方は、まず本記事と一緒に乗馬体験の基本を押さえましょう。

乗馬体験の種類

動物園や牧場などで体験できる乗馬には、主に3つの種類があります。乗馬の種類は、「馬の操作を誰がおこなうのか」「どこで乗馬をおこなうのか」などによってわけられています。以下では、乗馬体験における3つの種類の違いを解説していきましょう。

引き馬

動物園や牧場などで見かける乗馬体験は、「引き馬」といわれる種類に当たります。スタッフが馬に指示を出して操作をおこなうため、初めて乗馬体験をする方でも安心です。10分前後の時間でお手軽に乗馬を体験することができるでしょう。

特別な服装や安全具が不要であり、小さな子どもや親子一緒でも体験が可能です。「観光の思い出として乗馬を楽しみたい」という方は、お手軽な引き馬を体験してみましょう。
近年では安全への配慮が見直され、全国乗馬倶楽部振興協会加盟のクラブでは引馬でもヘルメットの装着を義務付けています。天城ホースビレッジも加盟クラブです。

乗馬

スタッフが馬を操作する引き馬とは異なり、「乗馬」は自分の指示で馬を動かします。乗馬をおこなうためには、「馬場」と呼ばれる乗馬の練習スペースが必要になります。乗馬クラブや牧場などの、より専門的な施設で体験が可能です。スタッフが付き添いで、馬の乗り方や動かし方などを詳しく指導してくれます。安全のために年齢・身長制限はありますが、子どもも乗馬への参加は可能です。天城ホースビレッジでは小学校高学年から大人と同レベルのレッスンを受けることが出来ます。それ以下のお子様は馬に親しむことを目的とした騎乗を提供しています。

乗馬では安全のために、ヘルメットやボディプロテクターなどを着用しなければなりません。体験時間も1~3時間と長めであり、スポーツとしてしっかり乗馬を体験してみたい方にオススメの種類です。乗馬クラブへの入会を検討されている方は、入会前の下見として体験に参加してみてもいいでしょう。

1〜3時間の長時間乗りっぱなしの乗馬クラブはありません。45分が1レッスン(1鞍)とカウントします。人馬共に1時間以内に休憩をはさむのが一般的です。

トレッキング

「トレッキング」は外乗とも呼ばれており、練習スペースや施設から出て、自然の中で乗馬を楽しむことができます。景色を楽しみながらの乗馬は爽快感もあり、リフレッシュすること間違いなしです。

トレッキングを体験する際には、施設の練習スペースで基本的な練習をおこなってから、外に出かけていきます。トレッキングで乗せてもらう馬は、よく訓練された優秀な馬です。積極的にコミュニケーションをとって信頼関係を築いていけば、敷地の外でも安心して乗馬できるでしょう。

トレッキングの所要時間は、30分~3時間とさまざまです。最近では宿泊地とセットのトレッキングツアーなども多く見られます。旅行と一緒に、その土地のトレッキングも楽しんでみてはいかがでしょうか。

乗馬体験は安全に気をつけて

乗馬は楽しい体験でもありますが、同時に危険の伴う体験でもあります。馬との事故や、落馬などによる怪我に気をつけて、乗馬体験をしましょう。以下では、安全に乗馬体験をおこなう際に最低限押さえておきたいポイントを2つ解説します。

馬に気を配る

馬は警戒心が強く、臆病で繊細な動物です。ちょっとした刺激に驚いて、飛び退くなどの予想外の動きをすることもあります。馬を刺激しないように気を配りながら行動しましょう。

たとえば、「大声を出す」「急に近づく」「写真撮影でフラッシュをたく」などの行為はやってはいけません。人間の赤ちゃんと同じように捉えて、やさしく馬に接するといいでしょう。落馬や馬に蹴られるなどのリスクを避けるために、体験中は馬に配慮した行動を心がけます。

スタッフの指示をよく聞いて従う

基本的なことではありますが、スタッフの指示には必ず従いましょう。馬のことを熟知しているスタッフは、馬が驚く行為や注意すべきポイントを誰よりも把握しています。指摘されたことには必ず従いましょう。

また、体の不調により馬に適切な指示が出せなくなったり、急に倒れたりしてしまうと、馬を驚かせてしまう可能性があります。少しでも体調不良を感じた場合は、すぐにスタッフに相談しましょう。事故のリスクを避けるために、スタッフに指示を仰ぐことは重要なポイントです。指摘の内容に疑問を感じたら、詳しく質問してみることもいいでしょう。

まとめ

乗馬やトレッキングをおこなう際に気になるポイントのひとつは、当日の服装です。ヘルメットやボディプロテクターなどの安全具は、乗馬体験をおこなう牧場や乗馬クラブで貸し出しされていることがほとんどです。体験当日は、「汚れてもいい、動きやすい服装」という点だけ守れば、基本的には問題ないでしょう。安全具を正しく装着して、安全に乗馬を体験しましょう。

「天城ホースビレッジ」では、初心者の方でも乗馬を楽しめるレッスンを多数ご用意しております。「引き馬」や20分程度のショートレッスン、マンツーマンレッスン(45分)、2名同時のペアレッスンもあります。など、希望に合わせてレッスン内容をお選びいただけます。「観光がてらに乗馬体験してみたい」方から「初心者だけどしっかり乗馬をやってみたい」方まで、ぜひ当クラブの乗馬体験にお申し込みください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬をはじめる前に知っておきたい乗り方や馬上ポジションとは?詳しく解説

乗馬をはじめる前に知っておきたい乗り方や馬上ポジションとは?詳しく解説

乗馬をはじめる際にまず覚えなくてはならないのは、乗り方です。乗馬未経験ということは、馬にまたがることも降りることもはじめての方がほとんどでしょう。乗馬中にどのようにしていたらいいのかもわからないかと思います。

そこで今回は、乗馬をはじめる前に知っておきたい乗り方や馬上ポジションについてご紹介いたします。乗馬初心者の方は、ぜひ参考にしてください。

馬に跨ることを「上馬(ジョウバ)」降りることを「下馬(ゲバ)」と言います。

乗馬の乗り方その1:乗馬の方法

まずは乗馬の方法です。地面か馬の背中に乗るまでの動作のことを指します。一見簡単なように見えるかもしれませんが、実際にやってみると。ただまたがるというだけではなく、さまざまな動作に気をつけなければなりません。以下が手順となります。

馬の横に立つ

まずは馬の横に立ちましょう。どちらでもいいように思えますが、一般的な乗馬の方法としては、馬の左に立つのが基本です。馬の左肩の横あたりがベストポジションとなります。その状態から、左手で馬のたてがみと手綱をつかみましょう。

体を持ち上げる

今度は体を持ち上げます。たてがみと手綱をつかんだ状態から、左足を鐙にかけましょう。勢いをつけるように右足で地面を蹴って、右手を使って鞍の後方部分をつかみます。そのまま力で体を持ち上げましょう。あとは右手の位置を鞍の前方部分に移動したら、またがるだけです。

通常は初心者用に踏み台を用意しているところがほとんどです。(天城ホースビレッジも夭死しております。)

鞍の上に乗る

乗ることをまたがると表現します。

右足を奥の方に動かして、鞍の上に乗ります。これで馬にまたがることができました。右足を鐙にかけることも忘れないようにしましょう。うっかりしてしまうと、走り出したときにバランスを崩してしまいます。

これが乗馬の一連の動作です。はじめのうちはバランスなどが難しく、何度もチャレンジしてようやくまたがることができるというような状態かもしれません。しかし、慣れれば一気に乗馬することが可能となるでしょう。

乗馬の乗り方その2:馬上のポジション

またがったあとの馬上ポジションは、とても大切です。乗馬中の姿勢のことで、ポジションが安定していなければバランスを崩しやすく、場合によっては危険が伴ってしまいます。馬上のポジションを確認する場合には、以下のポイントをチェックしましょう。

停止での姿勢は下記の赤字部分程度を出来るようになれば充分です。正しい姿勢を求めるあまり馬上でカチカチに固まってしまう方がいますが、馬が動くとバランスやリズムの変化によって騎乗者も動きますので、動きの中での姿勢であると認識してください。

  • 騎手の頭の位置が背骨の真上にある
  • 耳や肩、腰〜かかとにかけてのラインが一直線になっている
  • 肩甲骨が左右どちらも水平
  • 肩の力が抜けてリラックスできている
  • 腕の肩から肘の部分が地面対して垂直である
  • 肘がしっかりと曲がっている
  • 胸が充分に広がっている
  • 手首がひねられていない
  • 肘〜手〜馬の口までが一直線上になっている
  • 左右の座骨に対して均等に体重が乗っている(座骨だけでなく、座骨から太もも、膝にかけてシートに接する面全体に均等に体重がかかっていることが基本です。)
  • 足がしっかりと真下に向かってぶら下がっている
  • 膝の力がリラックスして抜けている
  • ふくらはぎがぴったりと馬の体にくっついている(騎座部分の膝から上は鞍にぴったりとくっついて、脚部分の膝から下は馬体からやや離れます。)
  • 足首がリラックスして力が抜けている
  • 足の指の付け根の部分で鐙を踏んでいる
  • かかとがしっかりと下がっている(足の裏が地面と水平になる程度が理想的です)

馬上ポジションはコツをつかむまでなかなか難しいのですが、上記のポイントがしっかりとできていれば、概ね問題はないでしょう。乗馬の最中に常に意識しなければならないというのが難しいです。はじめは不安定になるかと思いますが、次第に安定していきます。

乗馬の乗り方その3:下馬の方法

下馬というのは、馬に乗った状態から地上に降りるときの動作のことを指します。基本的な手順は、以下のとおりです。(下馬時は基本的に踏み台は使用しません)

馬を落ち着かせる

まずは馬を落ち着かせるところからです。これから下馬の動作をおこなう際に、馬が動いてしまうと大変危険です。そうならないように、馬の首を軽くポンポンと叩いて愛撫しましょう。落ち着いた状態であることが確認できたら、下馬を開始します。

左側に体を移動する

まずは右足を鐙から外します。左手は手綱を握ったまま、馬のたてがみをつかみます。右手では、鞍の前部分をつかみましょう。そのままお尻を上げたら、右足を馬の左側へと移動し、左足とそろった状態にするのです。

左足を鐙から外す

右手を今度は鞍の後ろ部分へ移動し、つかみ直します。そのまま体を鞍に乗せるような姿勢になり、左足を鐙から外しましょう。あとは、そのまま体を滑らせるようにして地上に足をつけます。

着地して馬を落ち着かせる

両足が地上につき無事着地ができたら、下馬は完了です。すぐに馬の頭をなでたり、軽く叩いたりして愛撫しましょう。下馬の最中におとなしくしていてくれた馬に対して、愛情を伝えるのです。手綱だけは離すことがないように注意しましょう。

まとめ

正しい手順を知らなければ、馬に乗ることも降りることも難しいでしょう。基本中の基本と言える動作ですので、まずはマスターすることをオススメします。また、乗馬中の姿勢も重要です。馬上ポジションがしっかりしていることで、馬への指示もしっかりと伝わるのです。そこまで難しいものではないので、しっかりと練習をして身につけましょう。

「天城ホースビレッジ」は、伊豆にある乗馬クラブです。マンツーマンでのレッスンをおこなっており、初心者の方でも、安心して乗馬を楽しんでいただくことが可能となります。まずはお気軽にお問い合わせください。
ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬初心者は必見!初めてでも大丈夫?必要なものも徹底解説!

乗馬初心者は必見!初めてでも大丈夫?必要なものも徹底解説!

初心者が「乗馬」と聞くとどんなイメージがあるでしょうか。多くの方が「敷居が高そう」「お金持ちがやること」と思われているかもしれませんが、実際はそんなことなく、誰でも気軽にできます。とはいえ、初めての乗馬となるとわからないことだらけで不安になるのもよくわかります。なにが必要でどれぐらい費用がかかるのか、想像もつかないでしょう。

こちらの記事では、初心者でも乗馬はできるのか?どこで乗馬ができるのか?といったことや、用意すべきものや費用などを紹介しています。「初心者には無理なのでは・・・」と思っている方、ぜひ最後までお付き合いください。

「乗馬初心者だけど・・・」問題はありません!

初心者の方に多いのが「初めてなのですが大丈夫でしょうか?」といったお悩みですが、誰だって最初は初心者なので、気にする必要はありません。

乗馬初心者に一人で馬に乗ってもらうことは絶対になく、インストラクターに馬を引いてもらうか、馬への接し方(触り方や乗り方など)を体験することがほとんどです。馬は臆病な生き物なので、優しく声をかけたりなでたりしながらコミュニケーションをとってあげましょう。人と同じように接することで、馬も心をゆるして、ステキなひとときが過ごせるでしょう。

乗馬初心者はまず、体験できる施設を探そう

「乗馬がしたい!」と思ったら、すぐにでもやってみましょう。このタイミングを逃すと、馬と触れ合うこともなく、新しい体験を逃すことになってしまいます。

牧場でも体験できる場所はありますが、せっかくなら本格的な体験ができる「乗馬クラブ」を探してみましょう。意外と知らないだけで、近場にあるかもしれません。施設によっては無料で体験できるところもあるので、うまく活用しましょう。

乗馬にはレッスン料がかかる。

乗馬をするにはお金がかかります。初回だけ体験レッスンとして安かったり、無料だったりする施設もありますが、ほとんどの場合は乗馬レッスンで4,000円ほどはかかります。レッスン内容によって変わるので、事前に確認をしておくと安心です。

用意するものは意外と少ない!服装には気をつけよう。

事前に準備をするものは意外と少なく、汗をかいたときのための準備だけでいいでしょう。乗馬はただ乗っているだけに見えて意外とハードなので、汗を拭くタオルと飲み物があれば十分です。

それよりも、服装には気をつけましょう。服装に制限はありませんが、原則として動きやすく肌の露出が少ない格好を推奨しています。スカートや裾が広いもの、硬いデニム地のものは避けたほうがいいでしょう。どこかに引っかかったり動きが制限されたりする可能性もあり、大変危険です。オススメの服装は、下が「柔らかい布地の長ズボン+スニーカー」で、上は季節に合わせ体温調節ができるものを選べばベストです。

道具はレンタルで十分。本格的にやるときにそろえよう!

乗馬には、ヘルメットやブーツ・グローブやプロテクターといったものが必要になってきます。これらを買いそろえると、2万円~20万円をこえるものまでさまざまです。

値が張るものですし、手入れも必要なので、最初のうちはレンタルで十分です。一回のレンタル料金は一式で500円~1,000円ほどと安いので、そろえるのは乗馬を本格的にやるときにしましょう。

乗馬をすると健康面に大きな効果が!

乗馬をすることで健康面に大きな効果があるのは意外と知られておらず、ストレスの解消や癒やしの効果があります。これは「ホースセラピー」と呼ばれる、動物介在療法の一種です。

繊細な生き物である馬は、人の思いや心を察するといわれており、馬と触れ合うことでの精神的な不安解消だけでなく、乗馬をすることで身体的な健康増進にも大きな効果が期待できます。日々の生活でストレスや疲れを感じうつうつとしがちな方や、運動不足を感じている方は、ぜひ乗馬を体験し、癒やされてみることをオススメします。

まとめ

「乗馬初心者だけど大丈夫かな?」とお悩みの方は多いものですが、誰でも最初は初心者なので気にせずにやりましょう。牧場でも体験できる場所はありますが、せっかくなら乗馬クラブで本格的な体験をしてみましょう。調べてみると意外なところに乗馬クラブがあるので、もしかしたら近場で体験ができるかもしれません。

予算も体験なら安く済み、場所によっては無料で受けられるところもあります。用意するものもタオルと飲み物ぐらいで、服装は動きやすいものにしましょう。道具はレンタルで十分なので、本格的に乗馬をやるときにそろえてもいいでしょう。さらに乗馬には「ホースセラピー」と呼ばれるストレス解消や癒やしの効果があり、精神面・身体面の改善に大きく期待が持てます。

「天城ホースビレッジ」では「日本一敷居の低い乗馬クラブ」をコンセプトにしており、ご予約をいただければ、どなたでも気軽に乗馬の体験ができます。初心者から本格的なレッスンを用意していますので、乗馬に少しでも興味がございましたら、ぜひお立ち寄りください。お客様のご来場を心よりお待ちしております。

子どもの習い事には「乗馬」がオススメ?気になるメリットやクラブの選び方を解説

子どもの習い事には「乗馬」がオススメ?気になるメリットやクラブの選び方を解説

子どもの習い事と聞くと、スイミングや塾、英語教室などをイメージする方が多くいらっしゃるでしょう。実は近年、子どもの習い事のひとつとして「乗馬」の人気度が徐々に上がってきているのです。

そこで今回は、子どもに乗馬を習わせるメリットや気になる乗馬クラブの選び方など、「習い事」としての乗馬について解説していきます。「子どもが馬に興味がある」「子どもに乗馬を習わせたい」という方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

子どもの習い事に「乗馬」を選ぶメリット

小学生以上の子どもであれば、乗馬に挑戦することができます。以下では、習い事としての乗馬を習うメリットを3つ紹介していきます。

年齢や性別に左右されない

乗馬は体格や体力に関係なく、誰でも楽しむことができるスポーツです。「子どもだから大人に劣ってしまう」「女の子だから体力的に難しい」といったこともありません。年齢や性別によって、楽しみ方が影響されないということは、乗馬のメリットのひとつです。運動が苦手な子でも馬に乗ることで平衡感覚を身につけ、運動能力を向上することも期待できます。

小さな子どもはもちろん、お年寄りでも乗馬に挑戦することが可能です。おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に乗馬を楽しむこともできるのです。乗馬が家族のコミュニケーションを深めるきっかけになることもあるでしょう。

姿勢を矯正できる

スマホやゲームの利用が子どもたちにも浸透している昨今、子どもの姿勢は、親にとって気になるポイントのひとつでしょう。猫背などの前傾的な姿勢は、身体能力の低下や首・頭の痛みの原因となります。乗馬ではまっすぐとしたきれいな姿勢を保たなければ、馬の上でバランスをとることができません。そのため、姿勢の矯正ができるというメリットがあります。

体幹を鍛えることにも高い効果があり、猫背の改善に役立つスポーツだといえるでしょう。姿勢よく馬に乗ったり、自分より高い位置にある馬の顔を見上げたりといった馬との触れ合いを通して、自然にきれいな姿勢を身につけることができるのです。

動物と触れ合う

乗馬は、馬とのコミュニケーションが不可欠であるスポーツです。馬の世話をしたり、馬に合わせて自分がしたいことを我慢したりといった経験を通して、命に対する責任感や相手を思いやる気持ちを身につけることができます。

また、動物と触れ合うことで、アニマルセラピーによる癒しの効果も期待できるでしょう。子どもが密かに抱えてしまっているストレスを、馬と触れ合うことで解きほぐすことができるのです。パートナーである馬と信頼関係を築くことで、子ども自身の精神の安定にもつながります。

乗馬クラブを選ぶポイント

「子どもを通わせる場所は慎重に選びたい」という方は多くいらっしゃるでしょう。以下では、乗馬クラブを選ぶポイントを3つ解説していきます。

家からの距離

習い事として乗馬を選んだ際に気になるポイントは、家から乗馬クラブまでの距離です。定期的に送り迎えをしなければならないため、自宅からの往復時間などをみて通えるかどうかを判断しましょう。乗馬クラブは全国に多数ありますが、広い土地が必要であることから、都市部から離れた土地に作られることが多い傾向があります。まずは通える範囲に乗馬クラブがあるかどうかを確認してみましょう。

年齢制限

乗馬クラブでは、参加できる年齢に制限が設けられています。基本的に小学生以上の年齢であれば、乗馬クラブに参加することができます。ただし、クラブごとに対象年齢が前後することもあるため、事前の確認が必要です。また、年齢ごとにレッスンのレベルが異なるかどうかもチェックしておきたいポイントです。いきなり難易度が高すぎるレッスンからはじめると、子どものやる気が失われてしまう恐れがあります。
天城ホースビレッジでは未就学児は馬とのふれあいや引馬程度、小学校低学年は単独の騎乗で楽しく乗馬。中・高学年からは大人と同じレベルのレッスンを提供しています。

乗馬ライセンスが取得できるか

「乗馬ライセンス」とは、子どもでも取得が可能な資格です。乗馬クラブによってはライセンス取得を目標としたコースを設けている場合もあります。ライセンス取得を目指すことで、子どもの習い事に対するモチベーションを維持することができるでしょう。乗馬ライセンスは履歴書にも書ける、公式の技能認定です。

また、ライセンスを取得することで、競技会への参加が可能になります。ライセンスを取得できるクラブに入ることで、「習い事としてではなく、本気で馬術を極めたい」といった子どもの要望にも対応できるでしょう。

まとめ

習い事として乗馬を選ぶことは、子どもの将来の選択肢を増やすことにもつながります。乗馬をはじめたことが、馬に関わる仕事に興味をもつきっかけにもなることもあるでしょう。ジョッキーやインストラクター、乗馬クラブのスタッフなど、馬に関する仕事にはさまざまな種類があります。乗馬に挑戦することで、子どものもつ可能性をさらに広げることができるのです。

「天城ホースビレッジ」では、お客様に合わせたマンツーマンのレッスンをおこなっております。お子様でも本格的な乗馬レッスンを体験することができます。「子どもに乗馬を習わせたい」という方は、入会の前にレッスンを体験してみてはいかがでしょうか。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。ご予約はホームページの予約システムより24時間空き状況の確認と予約の申し込みが可能です。

乗馬を趣味にしたい人必見!はじめる前に知っておきたいことを解説

乗馬を趣味にしたい人必見!はじめる前に知っておきたいことを解説

乗馬を趣味にしている方は多いです。優雅で華やかな印象があるため、これから乗馬を趣味にしたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。しかし、乗馬を趣味にするためにはどうしたらいいのかわからないという方も多いかと思います。

そこで今回は、乗馬を趣味にしたい方に向けて、メリットや必要なものなど、はじめる前に知っておきたいことについてご紹介いたします。乗馬を趣味にしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

乗馬は誰でも趣味にできる?

乗馬は誰でも趣味にすることが可能です。一般的には、乗馬が趣味というのはお金持ちという印象を与えるでしょう。しかし、実際には他の趣味と変わらないほどの費用で楽しむことが可能です。たとえば、釣りを趣味にしている方ですと、餌や釣り竿、釣りスポットまでの移動やルアーなど実際に発生する費用はさまざまです。

乗馬に関しても、必要となる道具や服装をそろえたり、乗馬するための費用が発生したりするだけですので、特別高額な趣味というわけではありません。馬を所有・管理している場合は別ですが、乗馬クラブに通って趣味にするというケースであれば、費用はそれほど必要としないです。

また、年齢や性別も関係ないというのも特徴といえるでしょう。いつはじめても問題ないですし、いつまでも続けることが可能です。大人になってからでは遅いのではと思う方もいますが、決してそんなことはありません。何歳からでも気軽に楽しむことが可能です。生涯の趣味にすることができるのは、乗馬の魅力のひとつとなります。

また、乗馬はカロリー消費もそれなりですので、ダイエット効果にも期待ができるのです。そのためダイエット目的の方や、運動不足の方にもオススメです。

乗馬を趣味にするメリット

乗馬を趣味にすることによって、以下のようなメリットがあります。

体幹が鍛えられる

ひとつ目のメリットは「体幹が鍛えられる」というものです。乗馬において、姿勢は重要な部分です。猫背の状態ですと重心が前にかかってしまい、危険です。常に重心を中心に置かなければなりませんので、その意識で乗馬をしているうちに、徐々に体幹が鍛えられていきます。姿勢もよくなるでしょう。一度の乗馬で劇的な効果があるわけではありませんが、継続することで、次第に体幹は鍛えられていきます。

肩こりや腰痛の解消につながる

体幹が鍛えられることによって、肩こりや腰痛の解消につながるというのもメリットです。重心の関係で、乗馬をするうちに、自然と正しい姿勢に矯正されていきます。普段姿勢が悪く、それに伴って肩こりや腰痛が発生していた場合には、解消につながります。何も意識せずにただ乗馬を楽しんでいるだけで得られる効果ですので、日常生活への影響を考えると大きなメリットといえるでしょう。

ストレス発散になる

乗馬はストレス発散にもなります。のびのびと走り回ることができるように、乗馬クラブなどは広大な土地に設けられていることがほとんどです。自然に囲まれた環境で、風や空気を感じながら乗馬をすることは、たまっているストレスを発散させる効果があります。

乗馬を趣味にする際に必要なもの

乗馬を趣味にする際に、そろえる必要のあるものは、基本的に以下のとおりです。

ヘルメット

乗馬の際には、ヘルメットは必須となります。万が一落馬した際などに頭を守るために必要なのです。小さすぎても大きすぎても危険ですので、ジャストフィットするサイズにしましょう。安全性はもちろんのこと、通気性なども確認すると、乗馬中も快適です。

乗馬用のズボン

いわゆるキュロットと呼ばれる乗馬用のズボンも必要です。伸縮性に優れており、動きやすい素材で作られていることが特徴です。長時間乗馬していると、ズボンの素材によっては縫い目などのせいで痛みを感じることがあります。そのため、キュロットがベストです。

ブーツ

ブーツは、ロングブーツとショートブーツの2種類があり、ショートブーツの際にはチャップスとセットで使用します。ロングブーツがオススメですが、初心者の方であれば、ショートブーツとチョップスの組み合わせが比較的安価で気軽にそろえられるでしょう。素材によって値段が変動します。

手袋

手袋は滑り止めが目的です。専用のものでなくても、滑り止めがついていれば軍手でも大丈夫です。
天城ホースビレッジでは、さらなる安全の確保を目的として、ボディープロテクターの着用をお勧めしています。

まとめ

乗馬は、年齢や性別に関係なく楽しむことができます。そのため、趣味としては長く続けることができる素晴らしいものです。服装や道具など、決められているものがありますので、事前に準備をしっかりとすれば、誰でも楽しめます。馬とのコミュニケーションを楽しめるだけでなく、騎手の方にとってもいい運動になるため、運動不足の方にもオススメです。まずは一度チャレンジしてみるといいでしょう。

「天城ホースビレッジ」は、伊豆にある乗馬クラブです。初心者の方に気軽にはじめていただけるよう、敷居の低さが自慢です。これから乗馬を趣味にしたいとお考えの方も、経験者の方もお気軽にお越しください。スタッフがしっかりとサポートします。